3万年前の植物の実から花を咲かせることにロシア科学アカデミーが成功したそうです。
ナデシコ科のスガワラビンジという、写真を見ると素朴でとても愛らしい花です。すごい技術ですね!ぜひ平和利用に役立たせてほしいものです。ナデシコ科というのが女子サッカー「なでしこジャパン」の前途を祝しているようで誠にめでたい!
一方我が原料米業界の重要なお取引先である日本酒の蔵元さんには100年を超える歴史を持つところが珍しくない。ところが苦戦続き。
全国の日本酒の23年1-12月の課税移出数量は前年比▲0.8%に留まっていますが(地元の岡山県は▲8.1%!)、これは震災復興の応援の意味で東北のお酒が伸びたことが一助になったと思われます。それまでは毎年5%前後減少していました。暦年では▲0.8%ですが、酒造年度(22年7月~23年6月)の製造数量は▲6.3%。当然ながら原料米の使用量も前年比▲5.4%の232400トン。
その流れの中で、永い永い歴史を持つ蔵元さんの休場、閉場が相次いでいます。この1年間で休場、閉場した蔵元さんは30場を数えます(一応稼働中とされているのは全国で1272場)。いったん休場した蔵元さんが再開することはまず有りえない。寂しいことです。(この項、商経アドバイスの記事無断転用)。
蔵元さんにあっては提案型の酒の営業が求められる傾向が一層強まるのでは。
弊社も蔵元さんの営業ツールとなるような提案を進めて参ります。23年産では、地元岡山、兵庫、広島県産以外に4県産の酒造米を扱いました。決して多いとは思いませんが今後も新銘柄の提案はもちろん、更に品質向上を目指してまいります。(さりげなく宣伝…。)
自慢話のついで。弊社片山産業は、今年創業130周年を迎えさせて頂きました。またグループ会社でキリンビール岡山工場でビール製造の一部を担っている片山興業も稼働後40周年を迎えさせて頂きました。お取引先の永年のご愛顧と、同時に永年支えて下さった従業員の方達のご苦労に心より感謝申し上げます。時節柄、祈念式典等は行いませんが、これからも従業員一同力を合わせ皆様のお役にたてることでお礼に代えさせて頂きます。本当に有難うございました。
話は変わりますが、今弊社の周りでは珍しい光景を見ることができますよ!
近くの田圃の上空で沢山のカラスと、沢山の鳩の縄張り争い?の空中での壮絶なバトルが繰り広げられております。また両者の間隙をぬってこれまた沢山のスズメが飛び回っています。ヒッチコックの名画「鳥」を思い出させます。でも一連のバトルの後で、道路を挟んだ田圃で鳩軍とカラス軍がそれぞれ平和そうに餌を啄ばんでいます。このバトル、見ていて飽きません。
岡山では西大寺の裸祭り(会陽)が終わり、県東部の牛窓地区では早々とウグイスの声も聞こえています。
いろんな意味で春が待ち遠しい今日この頃であります。
(え~ もう三月?? 2012年2月下旬 片山芳孝 記)
2012年2月24日金曜日
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