2013年1月28日月曜日

「初夢」(2013年1月)

2013年 本年もよろしくお願いいたします。
新年早々悲しいニュース。アルジェリアの人質事件で日本人技師10人の尊い命が奪われました。心よりご冥福をお祈りします。
 『米の世界は一足先にデフレ終焉へ!』
つい20数年前までは量販店や米穀店で一番安い米が10キロ3980円の「標準価格米」。 各地の3―5類米を使用していました。(先日会った某大手の米穀卸の若い担当者は「標準価格米」という存在を知らなかった!)その時のコシヒカリなどの銘柄米は5000円をはるかに超えていました。その後一時(米パニックなど)を除いて米価は下がる一方でした。なんと21-22年産米の米余り時には、コシ,コマチで10キロ3000円割れの米が並んでいました。その後東北の震災以降、時の農業政策の影響もあり、不作でないのに米不足、米価高が続いています。
 米は下がるのか?
・戸別所得補償制度がある限り減反が守られる。
・21-22年産で1俵10000円を割り込んだ時「わしの年金を注ぎ込んでまで米は作らん!」という年配の生産者が全国的に増えた?
・農家にとって収益の多い新規用途米の作付が優先される
・政府備蓄米の売却が原則的に行われない。
 これらの要因で、実は作況指数100でも米は足らない?というのはもちろん極論! さらに25年産では政府米買い入れの事前の売却希望ヒヤリングで、希望数量が約25万トン積みあがりました。加工用米からの転換も考えられますが、ある程度主食米を食ってしまう。余程大豊作にならない限り米価は下がらない?
 「米の世界ではデフレが終わった!」と叫んだところで目が覚めました。
 この冬は東北で雪が多いそうです。ある程度豊作になり適当な価格になってくれないと、米屋も食品メーカーも中食・外食産業みんなお手上げ!でも生産意欲が出るようなそこそこの価格に落ち着いてほしいのも本音です。
 私(片山)の本当の初夢は、なんと競馬で3億7千万円大当たり!実にリアルで勝ち馬の名前まではっきり覚えています。なんでこんな夢をみるのかな~?どなたか夢占いをしてくれませんか?
 今年も与太話にお付き合いください。
 2013年が皆様にとってHAPPYな年になりますように!

(ろう梅が咲きだした 2013年1月下旬 片山芳孝 記)

2012年12月26日水曜日

「ミはみんなのミ♪」(2012年12月)

 クリスマス、正月準備、お年玉。1万円札がドンドン無くなっていく!
 「1万去ってまた1万!」(あれ去年も書いたかな?)

   新しいカーナビのお姉さんは12月24日の朝「メリークリスマス!今日は12月24日、日曜日です。」と挨拶してくれました。彼女?は帰宅したら「お疲れさまでした!」とも言ってくれます。なにやら楽しい気分にしてくれます。
 岡山駅周辺のイルミネーション、規模は小さくなりましたが、これも華やかな気持ちになります。
 11月の最終日曜日に岡山県北の三船農園を訪れました。ここのご主人、三船さんとはもう10年以上のお付き合い。合鴨農法のコシヒカリを契約栽培しています。民主党政権下で農業関連の法律が変わり、うまく利用していろいろ工夫しています。
 例えば、米と大豆を一年ごとにローテーションして栽培することによって、豆の根粒菌の働きで窒素分が増え肥料が節約できる。また別の田圃では「米」のあと10-11月上旬に「冬小麦」を植える。そして翌年「小麦」のあと8月ごろに「ソバ」を作付し10月ごろ収穫する。2年で3作を行っている。もちろんそれぞれの作物には戸別所得補償制度による助成金が支給される。「1年中休みはないし、鳩やイノシシや鹿とのバトルは大変だけど、息子も手伝ってくれるようになったし、楽しく農業やってます」とのこと。農家の方とお話しするといつも落着いた気持になります。
鹿と、猪と合鴨の肉を頂きました。御馳走様でした!!
 米の業界はそんなノンビリとしたことを言っている場合じゃありません。2年続けて「米はどこへ行った?」の大合唱。そして史上最高値に張付いた加工原料米。こんな年がもう1年でも続けばこの業界(生産者も流通業者も消費者も)確実におかしくなってしまいます。買ってくれる人がいるから物を作ることができるし物を動かすことができる。そんな自然な動きができないのかな~と宴会続きのボーっとした頭で考えております。政権交代となり何か変わってくれることを願っています。

 とは言え、あと数日で新年がやってきます。来年は「巳年=みどし」「ミはみんなのミ♪」 みんな揃って幸せな年になったらいいな~!
 2012年は片山産業創業130周年、片山興業(キリン岡山工場専属)は40周年の節目の年でした。1年間大変お世話になりました。新年もよろしくご指導ください。
良いお年をお迎えくださいませませ!!
(緊張の連続で風邪をひくことがなかった2012年12月下旬。片山芳孝 記)

2012年11月29日木曜日

「心配!!」(2012年11月)

あっと言う間に今年も残すところ後1カ月。
 世間は大変なことばかりです。中東ではイスラエルとパレスチナの争いが再燃。まだやってるのか!アメリカではオバマ大統領が再選されました。わが国では衆議院が突然解散となり、何と12もの政党が入り乱れて大混乱。
 経済面では既に「気分は総理大臣」のアベさんの発言で、為替は82円前後の円安に振れ、日経平均は9400円台。しかしパナソニックは7500億円、シャープは4500億円の大幅赤字予測。心配事ばかりです。
 米の世界では、外食・中食、食品メーカーさんには大変申し訳ない年になってしまいました。平成23年産、24年産と2年続けて値上げさせて頂きました。特に24年産では食品メーカーさんにあっては価格以前に供給面でご苦労をかけています。
 先日18年産加工用米玄米(弊社で委託精米)が到着しました。なんと、新潟上越のコシヒカリ!ビックリです!!
 米の業界では古米を人間が食べ、新米(飼料用米として)を家畜が食べる。この矛盾が指摘されています。各種の補助金の有り方を再考する場面に来ているのではないでしょうか?
 12月には総選挙が行われます。例のTPPを積極的に推進しようとしているのは、どうやら民主党だけのようです。国民の大切な食にも大きな影響を与えかねない大問題ですので慎重に考えたいものです。
 ただし、我々のお客様の中にはTPPに参加して米の価格が下がることに期待をしている向きが少なからずいらっしゃいます。最大集荷団体は米価の高値誘導ばかりに気を取られていると、最後には自分たちや生産者の首を絞めることになるのでは…。大心配!
 勤労感謝の日の連休を利用して、岡山県北で合鴨米の栽培を委託している三船農園を尋ね、いろいろ興味深い話を聞いてきました。そのついでに(どっちがついで?)鳥取の境港の魚市場でフレッシュのアオリイカをゲット!刺身で良し、あぶっても良し。米子の久米桜のぬる燗と一緒にいただきました。ハタハタもGOOD!それらのご報告は来月に。
当地岡山県南も12月に入ると最低気温が1-2度の予測です。厳寒予報の冬本番。くれぐれもご自愛ください。
(インフルエンザの予防注射してきました。2012年11月下旬 片山芳孝 記)

2012年9月30日日曜日

「秋本番」(2012年10月)

 朝晩は冷え込む日もありますが日中は20度を超え、とても気持ちの良い秋を迎えました。
 キリンビール岡山工場は東は吉井川と隣接し、南北には山が迫っています。その関係か少し冷え込んだ朝は霧に包まれます。その時だけはちょっとだけ冬を感じます。

 岡山県南の稲刈りは中生(ヒノヒカリ等)はほぼ目処がつき、晩生(朝日、アケボノ)および酒造好適米の「雄町」が真最中です。岡山では10月中旬2回ほど大雨と強風に見舞われました。結構広範囲で稲が寝ている田圃も見受けられます。

 米作に詳しい方によると今年は人によって収量に大きな差が出ているそうです。いわゆる篤農家、稲と会話しながらタイミングを計って施肥した田圃は品種によっては反あたり10俵前後採れたのに対し、同じ品種でも6-7表に留まったところもあったそうな。6月の冷え、8月の高温の影響もあったのでしょうか。
 毎年弊社へお米を持ってきてくれる年配の農家の方によると「米は(こみゃぁ)毎年毎年(めぇとしめぇとし)条件が違うんじゃぁ。儂は(わしゃぁ)まだ50ペンしか作ったことが無いから(ねぇから)いまだにようわからん。難しいもんじゃぁ!」だそうです。

 穏やかな天候に反して、県内の米価格はヒートアップ。一般紙から業界紙まで煽るような記事が目立ちます。そのせいもあってか、岡山の「アケボノ」は稲刈りする前から気配値がドンドン上がってしまっています。

 また加工原料となる特定米穀に至っては、平成5年の米パニックを除いてはおそらく史上最高値を更新中。お客様の食品メーカーさんには大変申し訳なく思っています。日本酒の蔵元さんでは「今年は減産する」としたところも。それも一つの考え方なんでしょうね。  「米が無い。米はどこへ行った?」と大騒ぎし、結局夏以降ゾロゾロ出てきた今年の前半の23年産米の動きと似ているような気がする。山が高ければ…と心配事は尽きません。

 とは言え、おかげさまで弊社の精米工場は季節労働者も入り、ほぼフル稼働させて頂いています。夏の暑さによる高温障害の米が見かけられますが、品質には充分留意して加工を行って参ります。
   (24年産 合鴨こしひかり 入荷しました。2012年9月下旬 片山芳孝 記)

2012年9月28日金曜日

「替り目」(2012年9月)

古典落語の「替り目」。酔っ払いが屋台のおでん屋をからかっている。酒の燗を付けさせ結局おでんは買わない。申し訳なく思った酔っ払いのおかみさんが、おでんを買おうとおでん屋を呼んでいる。
 「おでん屋さん、あそこの家でお前を呼んでるぜ!」
 「あそこはいけません。ちょうど銚子の「替り目」です。」
冬になると高座にかけられることの多い噺です。

   早朝ウオーキングのおじさん(私です)の服装がTシャツから長袖に替り、
岡山市内の公園では芙蓉の花が彼岸花に替り、季節も正に替り目です。

 高すぎて売れなかった各地の玄米価格も、東日本、北陸ではさすがに下方修正。「新潟こしひかり」は17000円がらみと、23年産の終盤価格を下回っています。北海道、青森の指標価格も15000円を下回りました。今後の全国的な収穫の最盛期を控え、また暑すぎた夏のいたずら高温障害米の発生を見込んでの下げでしょうか。主食米相場も「替り目」に来ている?日本一高い「こしひかり」とバカにされているどこかの県はどうやって売っていくのでしょうか?(笑い事じゃないよ!)

   原料米の世界では、加工用米不足分に対する備蓄米(18年産米)の売却が決まりました。約6万トンと言われています。いろいろ複雑なルールがあるものの食品メーカーさんはひとまずホッとしているのでは?
 主食米が下がれば主食用特定米穀の価格が通りづらくなる。また食品メーカー向けの白米価格も高値は無理。となれば現在130~140円と言われている特定米穀の価格も下がらざるを得ない。あの事故米の年でさえ120円程度だった。とは言え原料米の価格は超高値で推移しています。お客様には大変申し訳なく思っています。
 原料米を主力商品の一部としている弊社では、期待を込めて「原料米にも来た~!替り目!」(になってちょうだい!)。

   私(片山)の毎年恒例の長期ロード(東北、関東、中京、関西)もようやく終盤。あとは北陸方面!雪の降る前になんとか…。
 台風が二つ(17号、18号)日本列島を狙っています。被害の出ませんように!
(彼岸すぎとは言え日中は結構暑い2012年9月下旬  片山芳孝 記)

2012年8月24日金曜日

「冷静に、冷静に」(2012年8月)

楽しく応援の甲斐のあったロンドンオリンピックが終わり、月末からはパラリンピックが始まります。寝不足と夏バテのダブルパンチの方も多かったのでは?
 そのオリンピックの場で、バドミントンで無気力試合を演じたり、サッカーで政治的行動をしでかした近隣の国々が、今度は領土問題で誠に失敬な動きをしています。今まで腫れ物に触るような対応を繰り返してきた日本の姿勢がもたらした野放図な行動と言えるのではないでしょうか。我が国内のいじめの問題も同様な構図の結果なのでは?とは飛躍しすぎかな。
 米穀業界。7月末に何と21000円/60キロからスタートした南九州産新米。このとんでもない価格で市場は完全にシラケてしまい、新米セールは全く盛上がらない。もっともこの価格には早くから産地詣でを繰り返した消費地の米卸の責任も重大。いつもこの業界は冷静さが欠如しているな~。
 その後の比較的冷静な関東産新米の動きにより若干の訂正はあるものの、西日本の米は高いまま。「安売りは正義だ!」と勘違いしている量販店の言いなりになる必要はないでしょうが、今の経済状態を勘案した産地の対応も必要なのでは。
 我社へは8月に入り、「高知県ナツヒカリ」「高知県こしひかり」が相次いで入荷。こしひかりはお馴染みの「タンワリとした」美味しさ。ナツヒカリは少し歯ごたえのある、東北のササニシキのような食感。どちらも食事時間が待ち遠しくなるような旨い米でした。
 先日、私(片山)は福島県の会津地区へ参りました。四方を高い山に囲まれながら、日当たり良好で、かつ雪解けの水にも恵まれた会津地方。「これは旨い米がとれるわい!」と納得しました。
 今回の出張目的は、酒造米「岡山の雄町」のご案内。「雄町」という個性的な酒の出来る米があるらしい…と、熱心なお問合せを頂いた蔵元さんを数軒訪問。どの蔵元さんからも「良い酒をつくるんだ」という熱意の感じられた有意義な出張でした。喜多方市ではなんと「朝ラーメン」を体験。二日酔いの胃にはちょいときつかったなァ。北国だから少しは涼しいのかと思っていましたが「今日は今年一番のあつさだ!」とはご愛嬌。
 弊社では秋に向けて、岡山・兵庫の生産者グループとの打ち合わせも順次行い、また精米設備の整備も進め来るべく酒米のシーズンに備えております。原料米の供給不安が言われておりますが、お問合せをお待ちしております。
 地元の山陽新聞によると今日8月24日は「愛酒の日」。酒を愛した若山牧水の誕生日にちなんでいるそうです。「白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒は静かに飲むべかりけり」。 年間もっとも忙しい時期と、もっとも酒の旨い時期とを同時に迎える私は幸せなんだな、きっと!とは言え残暑厳しき折、皆様ご自愛ください。
(入道雲とうろこ雲が同居している2012年8月下旬 片山芳孝 記)

2012年7月21日土曜日

「良い米、悪い米、普通の米」(2012年7月)

   九州はじめ西日本各地の豪雨の被害者の皆様にお見舞い申し上げます。

① 政府米
ついにというか、やっとというか、たったというか4万トンの政府米が売却されました。「焼け石に水」とは言いませんが、行き過ぎている米相場を冷やすほどの量と、もっと新しい米が欲しかった。売却の影響で新潟産を筆頭とする「こしひかり」の高値が消えましたが、コシ以外の米はほとんど下がらず。あーあっ!
② 新米
この原稿を書いているのは7月21日。雨で遅れているとはいえあと10日もしないうちに南九州の新米が出荷されます。噂されていた20000円超の価格は表には出なかったので、旧盆明けには少しこなれた価格が提示されるものと期待します。初夏の西日本での低温、日照不足また今回の豪雨。そのあたりの影響がなく平年作以上で供給面、価格面で落ち着いた秋を迎えたいものであります。米を売るな!という営業会議はもう沢山。
③ 加工米
味噌、米菓、焼酎等の食品原料として多く使用されている政府所有の輸入MA米。年間70万トン以上が輸入されています。どうにも解せないのがこのMA米の価格設定の理屈。農水省曰く「競合品である特定米穀が値上がりしているのでMA米は値上げします。」SBSによる主食米は数量が限定されるのでその理屈はわかるとしても、中小メーカーの多い食品原料だからこそ安定した価格で供給してほしい。商売人じゃないのだから、もっと大局を見てほしいな~、と思うのですが…。
④ もち米
先日広島県福山市鞆の浦にある「保命酒」の醸造元さんに味醂の原料として「もち米」を納入しました。ご担当の専務さんとは面談もしましたが、その後のやり取りは主にPCメール。この方に限らず商社や取引先の若い方は専らメール。こちとら確実に連絡したい事項はやっぱり電話しないと不安。
「原料が良かったので良い味醂ができそうですよ!」とお褒めのメールも。
良い製品造りのお手伝いが出来れば、原料屋としてこれに勝る喜びはありません。
と言って祝いに味醂で乾杯!とはいかんね。
⑤ 悪い米 亜米利加
米は米でも物騒なのが米国。TPPだのなんだの、なんであの国は要らんものを押し付けるのかね?要らんものの筆頭がオスプレイ。世界中で58回も事故を起こしている「空飛ぶ不良火薬庫」なんか要らん。益々沖縄に心配事が増えます。私(片山)は7月初めに訪沖し、糸満の比嘉酒造さんで美味しい泡盛「まさひろ」を頂きました。
その夜は国際通り近くのおでん屋で「足テビチ」とやはり「まさひろ」を頂きました。呑気な話でごめんなさい。
⑥ 雄町米
第4回を迎える岡山特産の酒造好適米「雄町米」サミットが開かれます。「雄町米」で醸しだされた全国の銘酒が一堂に会します。試飲や岡山の郷土料理も(きっと)味わっていただけます。先着順で申込み受付中だそうです。
    8月1日(水)15:00~19:00
    東京 目白の「椿山荘」 会費5000円
お問合せは JA全農おかやま 米穀部(担当;福原様)
     電話:086-234-6876
満員だったらごめんなさい。私、もちろん行きます。

 米国の大干ばつの影響で小麦、大豆、トウモロコシの国際相場が大幅値上がり。特に大豆とトウモロコシは史上最高値となっています。この秋以降の小麦粉の値上がりは必至!
美味しい適価の国産米を提供できるよう生産者も流通業者もがんばりましょうぜ!!

(オリンピックとパラリンピックが楽しみ!2012年7月 片山芳孝 記)

大雨お見舞い 2026年9月

   日本各地で(ネパールでもありました)降雨による甚大な被害が報告されています。  今後の生活に大きな不安がある、仕事を続けることができない、農業を続けることができない、などの悲鳴が上がっています。被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。  一方西日本では8月から降雨が少...