2009年4月10日金曜日

「花筏(はないかだ)」(2009年4月)②

先ずは両陛下のご結婚50周年おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。

 さてさて、今回のマクラも桜の話。「花筏」という言葉、ご存知でしょうか?
「花筏」という相撲取りが出てくる上方落語がありますが、本当の意味を最近知りました。
それも2つ。
 1番目。これからの落花の季節。花びらが川や池の水面に帯状に浮かんでいる様子を筏に見立てて「花筏」。
 2番目は植物の名前。みずき科の植物で、春に葉の真ん中あたりに花をつけ、夏にその場所に黒い実ができる。葉の中央に咲く花を筏に乗っている人間に見立てて「花筏」。
 どちらも風流だな~。

 そろそろ気の早い生産者や蔵元さんと今年の秋の話を始めています。
 昨年1-12月の清酒の課税移出数量は、全国合計で残念ながら前年比96.4%。わが岡山県は93.4%(日本酒造組合中央会まとめ)。蔵の社長さんの渋い顔を思い出しました。そんな中で、なんと前年比127%も出荷している県がある。どこだ、どこだ?
 それは沖縄県です。調べてみると1軒だけ清酒を仕込んでいる。沖縄フリークの私(片山)としては放っておけない。早速インターネットで注文しましたよ。
 浮世絵の美人画のラベルが楽しい「黎明」という一升瓶が届きました。一緒に「はんたばる」(意味不明・・・古酒と泡盛と甲類焼酎のブレンド)という泡盛も注文。
 昨夜わが家は鹿児島産の「ゴーヤーチャンプルー」だったので、先ずこの泡盛を頂きました。あらま!!濃厚で香り高くて、こりゃいける。清酒「黎明」もさぞや・・・。これは週末のお楽しみ。またご報告いたします。(もったいぶるな!)

 今日(4月10日)仙台でも20度を越えたそうです。話をしていた宮城の蔵元さん曰く「せっかく桜が咲き始めて、花見で清酒の出番だと期待していたのに暖かすぎるよ!」
これも天候異変なんでしょうかね~。
 今回は「花筏」のウンチクを言いたいだけで、今月2回目を書いてしまいました。
 失礼しました!
(実はわが家は25年目なんです。2009年4月中旬 片山芳孝 記)

寄席跳ねて上野で鰻なんてどう? (江口小春)   2024年 4月

 初夏を思わせる高い気温が続く4月19日、千葉へ行きました。 かつて千葉県の日本酒の蔵元さんには 酒造用(かけ米) に岡山の「 アケボノ 」をたくさん使って頂いていました。  最近では地元千葉県産の米の使用割合が増えており「アケボノ」の出番がほとんど無くなりました。  しかし有難...