全国的に心配されていた日照不足は、空梅雨の影響で解消され、完全に豊作基調になっているようです。当地でも日照に恵まれ名産の「白桃」の甘いこと!
最近特に政策的な色合いの強い「米価」は今のところしっかりしていますが、全国一斉に出荷が始まったらどうなるのやら?高いものを買った後に値下がりする・・・そういうパターンにならなければよいのですが。
岡山県北では7月中旬以降、照ったり降ったりのメリハリの効いた気候が稲の生育にはグー!茎数も多く、病気もなく稲刈りが早くなりそうな気配。
昨年作況指数が97だった岡山県南も茎数が目に見えて多く豊作間違いなし。心配なのは連日36度を超える気温による高温障害だけ。
わが社の契約農家の県北蒜山の三船農園では、合鴨達は雑草、害虫駆除の役目を終え、今は静養中。休養明けは美味しいおかずに・・・。
ところで最近の米屋の合言葉は「どうしてくれるの?」「どないせーちゅうねん!」。
加工原料用のMA米の売却は、回を重ねる毎に年産の選択肢が減り、7月末の入札では各産地とも18年、19年輸入のものだけになり、国産の特定米穀の代替となるべく米国産は19年分のみの提示となりました。当然価格は「ここまでおいで!」のほぼ言い値。「特定米穀が高いからMA米も値上げします」と言うけど、特定米穀が高くなった原因の一つはあの「米緊急対策」なんだけどなー。
加工米の業界の存在、そしてスーパーで安価な味噌やおせんべいを待っている消費者がいることを忘れないでほしい。
そして主食米。7月前半は無いもの高で狂乱価格。ようやく7月の第二回の政府米入札で21000トンの19年産米が売却され、やっと市場は落ち着き何とか需要増加に応えられる価格になるなーと喜んだのも束の間。8月第一回の入札メニューでは19年産はゼロ!!「米不足は収まった」という理由のようですが、たった1回で様子がわかるとも思えないけどなー。
「高みの見物?」「勘違い?」国民は先の見える安定したマーケットを望んでいます。
(こうなりゃ甲子園とオリンピックで暇つぶし。2008年8月上旬 片山芳孝 記)
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