2008年11月18日火曜日

鰻(2008年11月)

ヒエー このNEWSの更新にまたまた1ヶ月半もかかってしまいました。
例の事故米による無意味な2週間=各方面からの問い合わせへの対応に忙殺され全く仕事ができなかった=のつけが未だに解消できません。

 今回の事件をきっかけに、今まで棚上げ状態にあった米加工品の原産地表示に踏み切ろうとしているそうです。正式に流通し正常品であれば、産地表示など不必要なのでは?
 毎回同じ産地の米を使うわけでもなく、また米を除く原料は産地表示義務がないんだと聞かされれば、事故米流通の責任追及から逃れようとしていると言われても仕方ないのでは?と思います。

 話は変わって、20年産米は全国的に豊作。集荷円滑化対策が久々に実施されることになるなど、米価上昇の諸策が講じられようとしています。
 岡山県南は指数が105。弊社もわずかながら生産者ダイレクトのルートがありますが、毎日来社してくれる生産者の軒数が昨年よりも確実に多い。しかも量も多い。弊社の経理部長曰く「倉庫は一杯で、金庫は空っぽ。もうそろそろ・・・」。

 11月14日に素晴らしい紅葉を愛でながら小春日和の長野へ行きました。酒屋の社長と米の話は3分で終わり。なぜかウナギの話題に終始しました。腹開きと背開き、蒸してから焼くかそのまま焼くか。
 岡山の弊社の近くに「土用の丑の日には忙しすぎて店を閉めている」ウナギ屋があります。そこは昭和一桁生まれのオジイとオバアが切り盛りしています。「四万十川の天然ウナギ」が売りでしたが、「最近入荷せんのよ。じゃから今は愛知の一色産じゃ!」・・・等々。

 とんでもなくウナギが食べたくなって、お昼は長野駅前のウナギ屋さんへ飛び込みました。ここは蒸してから焼く関東風。関東風と関西風の境はどこだろう?などと考えることもなく美味しく頂きました。

 ここで問題です。なぜウナギは「ウナギ」と呼ばれるのか?
 昔々この魚は「ニョロ」と言われていました。ある日そのニョロを鵜(う)が飲み込んだ。ところがニョロがあまりにも長すぎて「鵜が難儀」した。「うがなんぎした」「うがなんぎ」「うなんぎ」・・・ウナギ。バンサーイ、バンザーイ!

 今年は豊作と米価高で久々にお百姓の笑顔を見ることができました。その反面、白米価格が大幅値上げとなり、加工食品メーカーの方には大変申し訳なく思っています。

 小春日和も今日(11月18日)で終わり。明日からは真冬並みの寒さになるとか。私は明晩は金沢です。雪が降らないように・・・。ま、降れば降ったで熱燗が旨いんだけどね。
(風邪にはウガイが一番。  2008年 11月中旬 片山芳孝 記)

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