2018年10月25日木曜日

「天草 紅アラの刺身! 2018年10月」


十五夜(中秋)の名月に次いで美しい月を見ることができるとされている十三夜。その夜の月は「後の月」とも「栗名月」とも呼ばれます。
 
今年の十三夜は10月21日。私(片山)は熊本の阿蘇で名月を愛でることができました。
その日の日中は半袖で過ごし、日が陰ってからは真冬の寒さ。その分、凛とした美しい名月でした。

翌日新幹線で鹿児島へ。
車窓から見える田圃は稲刈りは半分くらい進んでいます。九州を代表する「ひのひかり」でしょうか。米は沢山実っているように見えました。
ただ、今年4月の硫黄山の噴火の影響で水質汚染が起こり稲作を制限された地区があったとか。
日本各地で7月の豪雨や猛暑、夏場に相次いだ大型台風等、自然の猛威で私たちの暮らしは大きな影響を受けました。

岡山県南では9月の日照不足の影響もあり、稲刈りが平年より7-10日遅れています。しかし、その分良く実っていますので、中生、晩生は平年作以上が期待できそう。
 
全国的に見ても冷夏で大減収(作況指数90、9月15日現在)になった北海道や、指数98の新潟、秋田を含めても全国の指数は100の平年作で、前年と比べ作付面積の増加により収穫量は増えると予想されています。
 
にもかかわらず米価は4年連続で値上がりしています。
米飯がパンや麺類に置き換えられ、加工用や一部の主食米は輸入米にシフトされ、国産米の需要減退は更に進むのでは?

日本各地の酒蔵で仕込みがスタート。弊社でも9月初めごろから29年産の酒造好適米や、30年産の早場米の搗精を始めています。
普通酒(低価格酒)や本醸造酒の不振は残念ながら続いていますが、純米酒や吟醸酒の出荷は増えており(純米酒、吟醸酒の出荷量は平成15年は110,000リットル、平成29年は136,000リットル)弊社への酒造米の注文もその傾向にあります。
 
「雄町」「山田錦」をはじめとする全国の酒造好適米、岡山のアケボノ(高値張付き ゴメンナサイ)などのかけ米、各種品揃えしております。
また低価格酒用の酒造米は30年産はお求めやすい価格となっております。
各種の酒造米、ご注文お待ちしております。
 
そうそう「山田錦」は作付減少と天候不良で品不足かも…。早目の御手当をお勧めします。

それはそれとして、熊本ではあえて「馬刺し」を避けて天草産の魚介類の居酒屋へ。
「紅アラ」の刺身。上品な白身をポン酢で。球磨焼酎との相性は抜群でした。
寂しく一人飲みでしたがお店のおねえさんとの会話も楽しく、球磨焼酎のロック、何杯目かな?  因みにその店は下通の「天草海士宴」。
 
秋の夜長、日本酒の燗酒も良いがたまには焼酎も結構でした。はい!

 
「裾乱れ 夜長楽しき 二人酒 (弘兼憲史)」

 
(無濾過原酒がマイブーム 2018年10月下旬 片山芳孝 記)

 

2018年9月30日日曜日

「頑張ろう NIPPON! 2018年9月」


 9月上旬 関西を襲った台風21号、そして北海道の大地震。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
 今は9月最終日の午前9時。あと3時間ほどで台風24号が最接近。
嵐の前の静けさで、風もなく小雨程度の岡山市内です。
 我社のまわりのようやく頭を垂れはじめた稲がなすすべもなく震えているようです。我家(片山)では今朝、朝顔が三輪、これも健気に咲いていました。
 既に琉球列島に被害をもたらし、日本列島を縦断するおそれのある大型台風24号。7月の豪雨、9月の台風・地震の被災地にこれ以上影響がありませんように…。
 


 全国的な長雨で稲の収穫が遅れています。弊社へは昨年は9月15日に入荷したと同じ地区の米が9月26日にようやく一便が届きました。刈遅れによる品質劣化が懸念されます。
 早場地帯で高温障害が出ており、今後中生・晩生地帯で長雨、日照不足?による被害が出るのでしょうか?
 3年連続の高値での需要減による29年産の米余り、流通業者の在庫過多で米価格は先安が予想されていました。9月26日に実施された輸入米の入札(SBS)でも応札はごく僅かでした。それが供給不足となると相場は一転するのでしょうか?毎年ながら悩ましい秋のスタートです。

 先日遅い夏休み(何回目や!!)で沖縄へ参りました。
 
 那覇のスーパーの米売り場ではほとんどの米が5キロの真空パック。沖縄で美味しい米がなかなか手に入らなかった時代に、県外の米を贈り物として真空パックの米が重宝されたことがあるそうです。その名残りなのでしょうか?
 
 居酒屋のマスターに教わった泡盛の飲み方をご紹介します。
 古酒でなくても安物で良い。冷やしたグラスに氷を一かけ。ストレートの泡盛を注ぐ。そこへ凍らせたシークワーサー(沖縄の柑橘類)」を半切りにし、絞らずにそのまま入れる。少しずつシークワーサーがとけて、何ともはや 味わい深く杯が進みます。
 
 この飲み方をある関東の蔵元さんに話したら(彼はあまり褒めない人です)「それは旨そうだね。日本酒の原酒の飲み方のヒントになるかもなあ」と。
 
 私も沖縄の市場でシークワーサーを大量買いし毎夜やっております。泡盛ファンの方、是非お試しを! 
 沖縄と言えば本日9月30日は県知事選挙の投票日。もっともっと注目されても良いのでは、と思います。安室ちゃんも大好きだけどね。

アジアスポーツ大会での日本選手の大活躍、そして大坂なおみさんの全米女子テニス優勝。
「頑張ろう NIPPON!」

 
「しんしんと 肺碧き(あおき)まで 海の旅 (篠原鳳作)」

 
(とっとと帰って 泡盛だ! 2018年9月末日 片山芳孝 記)


追記:台風一過の10月1日、ごく一部ですが県南の稲作地帯をリサーチしました。

うるち米は倒伏していませんが、背丈の高い酒造好適米(山田錦、雄町)ほ倒伏が見られました。 

良質米で知られる赤磐地区でも軽く倒れていましたが、生産者によるとこれから秋晴れが続けば回復するとのこと。

ただ雄町より収穫時期の早い山田錦は少し深刻かも。今時の機械ですから稲刈りに問題はないものの、発芽などの品質劣化が心配だと、大型農家の弁。

またまた今週末に台風25号が近付きそう。10月の爽やかな秋晴れを期待しています。
 
本日2日はこれから「雄町と地酒の祭典」へ出かけます。美味しい雄町の酒が楽しみであります!

2018年8月31日金曜日

カモン ベイビー オカヤマ!!2018年8月②


 西日本豪雨 被災地応援動画 「カモン ベイビー オカヤマ」が
 
8月9日に YouTube に配信されて3週間ほどでヒット数が21万回!

DA  PUMPの「カモンベイビーUSA」の曲に乗ってノリノリな動画。

3分ほどの映像ですが元気な岡山の様子をご覧いただけます。

カモン ベイビー オカヤマ!! イエーイ!

https://www.youtube.com/watch?v=HPQ2FpGCfs4

2018年8月27日月曜日

「雄町サミット at 岡山 2018年 8月」

「あかとんぼ、ハグロトンボ」
 
 なんとなくか弱いイメージのハグロとんぼは7月ごろから早朝にヒラヒラと飛んでいます。また猛暑が続く中で数日だけ涼しくなったお盆明けには、岡山市の市街地で赤とんぼ(アキアカネかな?)を見かけました。
 キリンビール岡山工場近くの岡山市瀬戸町は「太秋柿」の産地です。その果樹園でまだまだ青い柿の実を発見しました。
 今朝(8月27日)の早朝ウオーキングでは、今年初めて虫の声を聴きました。
 
岡山県南の週間天気予報によると8月末から9月初めにかけてこの酷暑も一段落しそうです。

30年産米の状況は南九州や四国、東海地方や関東の早場米地区では、モミの皮が厚くなり例年より小粒な米が多いとか、また米が白くなるなどの高温障害が報告されています。
今秋は等級の低下による安価な米の流通量の増加も有りえるのかな?
 
原料米の世界でも安価な外国産米の使用が増え、国産特定米穀の荷余りが現実となっています。
これらの状況により29年産は異常な高値であった特定米穀も、30年産では落着いた価格推移になりそうです。
 
食品メーカーさんには比較的安価な国産白米をお届けすることが出来そうです。
反面、我々原材料米の業者は29年産米の在庫の事を考えると複雑な思いであります。
 
複雑と言えば、主食米の消費減少が年間ベースで14万トンとも言われている中で、価格の修正どころか更なる値上げを考えているところもある某集荷団体の動きはいかがなものかと…。

7月の豪雨で被災した岡山市北区平島地区では、いつの間にか更地になったところや、再開できていない店舗も目立ちます。同地区の農業倉庫も浸水で数百トンの米が流通不可となりました。
 
豪雨の影響か暑さの影響か、県南の田圃は例年より少し背が低いように思います。
 
自然の優しさと恐ろしさを感じるこの頃です。

*恒例の雄町サミット at 岡山「雄町と地酒の祭典」が開催されます。
  10月2日(火)11:00~20:00 ママカリフォーラム(岡山西口駅前)
  前売り2000円(当日2300円) 地酒引換券 1500円分 食事券500円分
  全国の雄町の銘酒のきき酒、岡山のグルメ屋台多数出店 
  岡山県下の蔵元(20数蔵)が勢揃い 岡山の地酒を直売します。
  年々盛り上がる 楽しいイベントです。
  私(片山)も夕方から酔っぱらってウロウロしています。
  チケットぴあ Pコード:639442 
 
岡山の観光地へは少しずつ来客数が戻っているそうです。これから地物の出るブドウ類も例年並みの出荷量と例年以上の美味しさが予想されているようです。

岡山頑張っとるよ。岡山への応援をお願いいたします。
 
是非岡山へお越しください!
 


「肩に来て 人懐かしや 赤蜻蛉 (夏目漱石)」


(2018年 8月下旬 片山芳孝 記)

2018年7月27日金曜日

「岡山 頑張っとるよ! 2018年7月」



甚大な被害の出た西日本豪雨から3週間が経ちました。被災者の皆様には心よりお見舞い申し上げます。

 東日本から西日本にかけて連日35℃前後の酷暑が続いております。特に西日本豪雨の被災地はこの暑さで厳しい環境となっております。

 弊社のグループ会社の社員が2日間岡山西部の被災地(真備町、高梁市)へボランティアでお手伝いに行ったそうです。20分働いて10分休憩、暑さとほこりと、臭い(ごめんなさい)で想像を超える大変さだったそうです。

 私(片山)は被災地へ出かけても何のお役にも立てないと思い、毎朝ウオーキングしている岡山駅近くの西川緑道公園の、(実はここも7月7日の未明に溢れ、道路に泥が上がっています)、テラスやベンチの泥落としをしようと、ホームセンターでデッキブラシを探しましたが売切れ店続出。ようやく入手したブラシで床面にこびりついた泥落としに汗を流しました。

 全国ニュースで報道されている地区(真備町)以外でも県下全域で豪雨の被害が出ており、3週間たった今でも道路や鉄道に規制中であったり不通になっているところが何か所もあります。
 
 出荷を目前に控えた桃、ブドウそして稲にも大きな被害が出そうです。
 稲作農家の話では田植えが6月20日より遅い田圃の稲は成長しておらず、泥をかぶった田圃ではまず収穫できないであろうとの事でした。また田圃は助かったけれど耕作機械がダメになりこれからの農作業ができないという農家もあります。
 その中で岡山県北の米、また雄町、山田錦などの酒造好適米には大きな被害はないと聞いております。

綺麗ごとになりますが弊社も米穀流通を担うものとして、何かしらお役に立ちたいと考えております。

最後に岡山の観光地、倉敷美観地区、岡山後楽園、美作三湯などは平常通りおいでいただけます。自粛ではなくお出かけいただく事が復興の一助となります。幹線道路、新幹線等の主な鉄道、そして空路もほぼ平常運行できています。

岡山 頑張っています。是非岡山へお越しください。よろしくお願い致します。
 

「言うまいと 思えど今日の 暑さかな(古川柳)」

 
(不気味な逆走台風12号 被害の無いように!2018年 7月下旬 片山芳孝 記)

2018年7月11日水曜日

「平成30年7月西日本豪雨について 2018年 7月」


 このたび7月5日から7日にかけての西日本豪雨でお亡くなりになった方々に謹んでお悔やみ申し上げます。
また被災者の皆様には心よりお見舞い申し上げます。


 
 弊社は駐車場等に僅かに浸水がありましたがおかげさまで大きな被害はなく、また幸い従業員も全員無事でございました。

全国の多数の皆様から早々にお見舞いのご連絡を頂戴し誠に有難く心より感謝申し上げます。

週明け7月9日より平常通り営業・稼働させて頂いております。他事ながらご安心ください。

重ねて御礼申し上げます。ありがとうございました。

 
平成30年 7月11日 片山産業株式会社 社員一同

2018年6月23日土曜日

「ちょっとお待ちよ 雄町の話。 2018年6月 その2」


 6月18日 7時58分ごろ 大阪北部を震源とする大地震が発生し、府内では震度6弱が観測されました。被災者の方に心よりお見舞い申し上げます。

 
 私(片山)の早朝ウオーキングでは色とりどりの紫陽花の輝きを楽しんでいます。

岡山県南では田植えが最終盤。梅雨空の下、酒米「雄町」の田植えが進んでいます。
 
という事で、今回は岡山県を代表する酒造好適米「雄町」の話にお付き合いください。

・「雄町」とは
 1859年(安政6年)に生まれた日本最古の酒米と言われています。平成29年産では全国で約3000トンが収穫され、その内の2800トンが岡山県産です。 酒米の「山田錦」や「五百万石」も「雄町」から生まれました。
一説ではカリフォルニア米の「カルローズ」も「雄町」の子孫だとか。
 また蛇足ながら酒米「美山錦」は岡山の朝日米(旭)がルーツとされています(プチ自慢)。

・「雄町のビール」
 もちろんビールは麦の酒ですが、岡山には「雄町」を副原料に使ったビールがあります。しっかりとコクがある美味し酒です。
 岡山の宮下酒造さんではクラフトビールのはしり「独歩(どっぽ)」に「雄町米ラガービール」があり人気商品となっています。
 またキリンビール岡山工場では2015年から「雄町」を使用した「一番搾り 岡山づくり」を醸しており「コクとキレが味わえる」と特に料飲店で大評判だそうです。

・「第10回 雄町サミットが開催されます。」
 全国から200銘柄もの「雄町100%」で醸された日本酒と、600人もの「オマチスト」が一堂に会する「雄町サミット」は今回で記念すべき10回目。
 岡山の「バラ寿司」や「サワラ料理」も提供され、全国の蔵元さん自慢の「雄町の銘酒」とともに楽しめます。「雄町」の生産者や酒蔵の杜氏さん達も出席され、今日ばかりは 「雄町」 一色! 日本酒ファンならお見逃しなく!
 
 ⇒7月24日(火)15:00~
  ホテルグランドパレス(千代田区飯田橋)
  チケットは前売り5400円 「チケットぴあ」で。

・ここからは弊社のコマーシャル!
 このホームページで米の通信販売をスタートしました。
 食味ランク特Aの「きぬむすめ」、岡山の代表銘柄「朝日」、合鴨農法の有機米こしひかり(数量限定)などを紹介しています。
 そして今回の目玉は「雄町の白米!!」3キロ1000円でご提供しています。私も試食しましたが甘味があって美味い、美味い!是非お試しください。

・「雄町」については、このホームページの「酒米」から「岡山県産 雄町」で検索して頂ければより詳しい情報をご覧いただけます。とってもためになる(ウソ!)私の「日本酒ウンチク」も掲載しているのだ。

 そうそう、我社のツバメに待望のヒナが誕生しました。黄色い口を目いっぱい開いてエサをねだっています。心和む平和な瞬間(とき)です!社員一同「おまち」かねでした。

「紫陽花に 雫あつめて 朝日かな (加賀千代女)」

(燕子花と書いて「かきつばた」だって!2018年6月下旬 片山芳孝 記)

「天草 紅アラの刺身! 2018年10月」

十五夜(中秋)の名月に次いで美しい月を見ることができるとされている十三夜。その夜の月は「後の月」とも「栗名月」とも呼ばれます。   今年の十三夜は10月21日。 私(片山)は熊本の阿蘇で名月を愛でることができました。 その日の日中は半袖で過ごし、日が陰ってから...