2020年1月22日水曜日

「肴はあぶったイカで良い。 2020年1月」


 全国的に暖冬気味で雪の少ない新年を迎えました。平年なら稼ぎ時のスキー場も大変でしょうが、夏の水不足も心配です。
 
 自然界はなんか変!
平年なら見ごろを迎えている岡山市内の西川緑道公園の早咲きの梅が咲いていません。椿や山茶花も平年より花が少ない。
 かと思えば東京の桜の開花予測は3月21日(ウェザーニュース社)。昨年の開花は3月26日だったそう。「平年並み」という言葉が通用しなくなった?


 日本三大稲荷の一つと言われている岡山市の「最上稲荷(さいじょういなり)」
正式名称は「最上稲荷山 妙教寺」。
ここは明治の神仏分離令の際、特別に「神仏習合」の祭祀形態が許された仏教の流れを汲む稲荷です。その為お寺でありながら高さ27メートルもの鳥居を備えています(同寺HPより)。
 正月三が日には60万人もの善男善女で賑わいます。(よう儲けてはります…。罰が当たるか…)。
 私(片山)も阪神淡路大震災から25年目の1月17日にお参りし、職場の無事故・安全を祈念して頂きました。平日の午後という事で参拝客も少なく静かに厳かな雰囲気でありました。

この最上稲荷から車で10分ほどのところに足守(あしもり)という地区があります。
古くは太閤秀吉の正室 北政所(通称ねね)の兄である木下家定の城下町です。
また江戸時代後期に「適塾」を開設した緒方洪庵の誕生の地で、今もなお城下町の風景が残されています(岡山市HPより)。
 
参拝の帰りにこの足守地区で明治3年創業の酒蔵「板野酒蔵本店」の直売所「上之蔵」へ。オーナー杜氏の社長が在店されており、今年の酒造りの話を伺いました。
「今年一番出来の良い酒を下さい!」とお願いしたところ「隠し酒が一本残っている」と蔵の奥から出してくれたのが一升瓶の「にごり酒」。岡山特産の朝日米を使った純米大吟醸です。
数量限定という言葉に弱い。
「瓶を横に倒さないように」という言葉に送られいそいそと帰宅。
 
 早速頂きました。
酸味と甘味とうま味が一体となった正に旨酒!
肴はあぶったイカ(徳島直送のアオリイカの一夜干し)で、すっかりご機嫌!
 
これからも時々この拙文で旨し酒をご紹介しましょうかね。
 
道中に立寄らせて頂いた米穀店Y様から頂戴した備中高松城水攻めにちなんだ「宗治(むねはる)饅頭」。甘さ控えめの上品なお味。我家の奥方は「にごり酒」の後に2つ3つたいらげていましたよ。御馳走様でした。

本年の当社のスローガンは「常に向上心を持ち技術を磨こう」としました。
 
企業の基本である自社の強みをさらに磨き、お客様のお役に立てますよう努めて参ります。
本年もお引き立て下さいますようお願い申し上げます。

令和2年、2020年が平穏な一年となりますようお祈りいたします。

 
「濁酒や 酔うて肘つく 膝の上 (高浜虚子)」

 
(今回米の話なし 2020年1月下旬 片山芳孝 記)

雨 多い! 2024年 3月

   本日3月27日、岡山県南は久々の晴天です。  ここ1週間は連日雨模様で毎朝の岡山市内の西川緑道公園でのウオーキングもずっとお休み。その間上京した3月22日だけは晴天の皇居一周ウオーキング。  皇居周辺では寒緋桜と山桜はほぼ満開、ソメイヨシノはまだまだこれからの様子でした。 ...