2014年12月29日月曜日

「こ~んな 米やにだ~れがしたあ!」(2014年12月その2)

 2014年の米業界のトップニュース。もう、これしかない!「米価の大暴落!!」主食米は4桁価格のオンパレード、特定米穀はなんと10円台から20円台!業界の誰もが夢にも思わなかった価格帯となってしまいました。「だ~れのせいでもありゃしない、みんなアンタが悪いのさ!」。

 24年産米の概算金を某集荷団体が2000円から5000円も大幅にアップ。デフレの世の中で必需品であっても高いものは売れなかった!外食、中食は米の使用量を減らし、食品メーカーも原料米の使用量を減らしたり、グレードを下げたり、はたまた輸入米に転換したり…。

 そして25年産、26年産米では概算金を今度は大幅値下げ。にもかかわらず需要は戻らない。愚策?いじめ?不幸な流通業者は2年続けて在庫の評価損を被り、KO寸前!大きな怪我人が出ていないのが不思議なくらい。  でもさすがにそのようなバカ相場は長続きしないか?11月末から12月にかけて東日本のコシヒカリは10000円の大台を回復。特定米穀も急速に在庫整理が進み、年明けには不足感が出るかも。「もう米なーんか、作らない」という生産者が増えないような安定した市場を望みます。

 日本酒業界では特定名称酒(本醸造、純米、吟醸酒など)の出荷が少しずつ伸びています。それにつれて山田錦・雄町等の酒造好適米の供給不足が言われています。今後うるち米から好適米への転作が進む可能性がある。実際に年末に県内のJAと大型農家からお尋ねがありました。そのあたり、流通業者は生産者、実需者とのコミュニケーションを密にし、需給のバランスを図る責任がありますね。(酒米は涙か溜息か、にならないように)

   岡山の好適米「雄町」の応援団を自認する弊社では、生産者、機械メーカーそして蔵元さんと連携してもっとおいしい「雄町の酒」の供給を研究しています。1-2年後には飲んだ人が思わず笑顔になる「雄町の酒」をお届けできるかも。乞うご期待です。

 弊社では8月に特定米穀専用の精米機(米菓や味噌用)を更新しました。例の縦形の優れものです。糠切れの良い高品質の米をお届けできるようになりました。「精米機と畳は新しいのにかぎる」なんてね。

これからも酒造用米、主食用米、特定米穀などなどお引き合いをお待ちしております。 新年はひつじ年。羊毛のセーターのようにほんわかと温かい1年となりますように! 今年1年ありがとうございました。皆様のご健勝をお祈り申し上げます。

(今回は昭和歌謡と洒落ました。2014年年末 片山芳孝 記)

2014年12月15日月曜日

「飲んでますかぁ!」(2014年12月)

 爆弾低気圧の影響で、日本海側各地、北日本、北海道そして西日本の太平洋側の一部でも雪の被害が出ています。お見舞い申し上げます。

   今年の酒米は特に西日本は夏の日照不足の影響で収穫が遅れ、精米が短期間に集中しそれでなくても混乱していたところに、その雪の影響もあり、年末の配送のトラックやコンテナが取れなかったり遅れたりで混乱に拍車がかかっています。ご迷惑をおかけしたお客様にはお詫び申し上げます。

   街はクリスマスソングやイルミネーションでウキウキしています。私(片山)は先日、何回目かの忘年会で財布を落としてしまいました!現金はともかくカード類の手続きをどうしよう!と赤い顔を青くしてとりあえず派出所に届けたところ、10分もしないうちに「財布が届きましたよ!」と警察から連絡が!ありがとうございます。

 中身も無事で本当に大助かりでした。さすが、おもてなしの国 日本。あらためて感心したところです。翌日拾ってくれた方に御礼と出張先の神戸のお菓子をお送りしました。

   ところでカード類の紛失の届けを、携帯に登録した番号からそれぞれの会社に連絡したところ、4社ともに「この番号には携帯からは繋がりません」との応答。これを機会に見直しをしなければなりません。皆様もくれぐれもご注意を。

   忘年会、新年会続きだと思います。日本酒と「やわらぎ水」で優しい夜をお過ごしください。

(財布が出てきて喜んでまた飲んじゃいました。2014年12月中旬 片山芳孝 記

雪 ふらない! 2025年 2月

 能登半島の大地震で明けた2024年。  復興への道のりはまだまだ遠い。  私(片山)の知人も被災者ですが、避難所のリーダー役の一人としてお世話をさせて頂いているそうです。改めて被災された方にお見舞い申し上げます。    ロシアによるウクライナ侵攻がまる二年となりましたが戦は止み...