今度は中国内陸の青海省で大地震。またアイスランドで火山が大噴火。
被災された方達に心よりお見舞い申しあげます。
当地岡山では、ソメイヨシノは葉桜となり、ピンクや薄紅色の八重桜が見頃で、花水木も小さな花をつけ始めています。しかし全国的に異常気象。気温20度を越えたと思えば翌日には10度を下回ったり、4月中旬だというのに積雪があったり、また日照不足で野菜が値上がりしたり、22年産米の出来を危惧する声も聞かれています。
私(片山)は4月15日最高気温7度の東京で、最近贔屓にしている落語家「立川志の吉さん」と一杯やりました。彼は各地での独演会や小中学校での落語会。はたまた企業での講師役など「とりあえず、やってみっか!」と精力的に活動しています。将来楽しみな落語家さんです。
入ったのは四谷にある「酒徒庵」という日本酒専門の本寸法のお店。これだけ寒けりゃ、さすがにビールはパス。弊社のお客様で岡山の雄町米で醸している「仙禽」という、これまた本寸法の日本酒をいただきました。洒落た芸談と旨い日本酒ですっかりご機嫌!当然グデングデン!そんなことはどうでもいいんですが・・・。
米の業界では「戸別補償制度」や「トレサ法」。「改正食糧法」に「新規需要米制度」。続々新法が施行されています。それら新法が業界にどのような影響を及ぼすのか、またそもそもこれらの制度が上手く機能し、さらには長続きするのか、悩ましいところです。
国の政策が「とりあえず、やってみっか!」じゃ困るん
一連の流れの中で、国は政府保有米(国産、外国産)の販売業務から手を引く方針です。
今年の10月1日から「政府米の販売業務の包括的な民間委託」を実施することになりました。
その委託先としては、コンプライアンス体制が整備されており、全国的な販売網や保管・運送のノウハウを持っていることなど一定の条件をクリアーしていることが求められます。
現時点では大手商社が候補に上がっていると言われています。
これに対し、弊社が加盟している全国の原材料米の搗精業者の組合である「全国米穀工業協同組合(全米工)」も受託に手を挙げることを検討しています。
北海道から沖縄まで100社を超える組合員がおり、今まさに大小問わず多くの食品メーカーと取引をしており、販売網という点では大手商社にも負けていない。というより大手商社であれば中小の食品メーカーを相手にしないのでは・・・。いやきっとしない。
また各地で保管、運送の業者とも付き合いがあり、その点でもOK。
そして第一に原材料米供給のプロ集団であり、食品メーカーのニーズを誰よりも熟知しているというところからも、受託の条件は充分整っていると自画自賛しています。
実現するまでには様々なハードルが待ち受けているでしょうが、我々もある意味で生き残りをかけて「とりあえず、やってみっか!」と立候補することを考えているのです。今後の動きは改めてご報告いたします。
ところで、このホームページを2年ぶりにリニューアルしました。我が社のお客様である日本酒蔵元さんへの情報をより充実いたしました。ご高覧いただきご意見をお聞かせいただければ幸いです。因みにトップページの杯は全て私が普段使っているものなんですよ。
政治の世界では昨年来続々と新党が誕生し、さらに新たな新党結成が噂されています。
こんな川柳も見つけましたよ。
「新党は 浸透せずに 滅却し」
お願いしますよ、政治家の皆さん!!
(「新法も 浸透せずに 滅却し」あれれ? 寒~い4月中旬 片山芳孝 記)