東日本大震災から10年目の3月11日。
その時 福島第一原発1号機の復旧作業に尽力された作業員さんのご苦労を映像化した映画「FUKUSHIMA 50」を観ました。
ほとんど知らなかった(理解していなかった)事実を緊張感をもって拝見しました。
映画で吉田所長役の渡辺謙さんが、第44回日本アカデミー賞の助演男優賞を受賞されましたが、主演賞に匹敵する素晴らしい熱演でした。
いまさらながら犠牲者の方々へお悔やみを申し上げ、被災者の皆様にお見舞いを申し上げます。
暑さ寒さも……。当地岡山は彼岸前から春本番の陽気です。
3月14日に市内の西川緑道公園の桜 第一号が開花。19日にはウグイスの初音が。
コロナのワクチン接種も医療関係者から始まり、一日も早い収束を期待しています。
およそ2か月半に及んだ首都圏1都3県の緊急事態宣言は21日をもって解除されました。 しかし私たちは次の感染拡大に備えた対策が必要です。
私(片山)は解除前の17~18日に所属団体の理事会の為に上京しました。
飛行機が減便されているので、久々に利用した新幹線の車窓からは見事な富士山を見ることができ、少し幸せな気持ちでありました。
上京の際に利用していた居酒屋さんはランチ営業のみ。近くの「山形料理のお店」では19時にオーダーストップ。20時前には閉店というあわただしさでした。
翌朝は皇居一周ウオーキング。(1年前の所要時間は60分、今回は70分もかかってしまった!情けなや(涙)…。)枝垂れ桜は見ごろでした。
そして体調を壊している岡山の友人の回復を願い、新橋駅近くの「烏森神社」へ参拝しました。ここへは水泳の池江璃花子さんもお参りされたそうです。
麹町の会場までは、飯田橋から市ヶ谷間の外堀沿いをブラブラ。近くの短大の卒業式らしく、はかま姿のお嬢さんたちの笑顔が素敵でした。桜もぼちぼち咲き始めていました。
会議のフリートークの中での話題は2つ。
①JAグループの令和3年以降の米価政策について。
令和3年産の政府備蓄米の入札では1月の第1回目でJAグループが前年を60キロあたり 2000円前後も安い価格で、予定数量の99%を落札した。この事で今後の米価安値の容認もありうるのか?
②国内1位と2位の大手米穀卸と北海道の大手の特定米穀業者の合弁会社の設立について。
実に24億円を投入し、栃木県に2021年秋竣工予定で、低価格米や味噌・米菓等の原料米 専門の工場を建設している。東日本だけでなく全国の特定米穀業者が戦々恐々と迄は言わなくとも、成行きを見守っているところ。
今や我国の農業分野の出荷額は畜産物が農産物(米や野菜)を上回っている現状での米の行末に不安いっぱいというところであります。
日本穀物検定協会による食味ランキングで、5年連続「特A」に格付けされた「岡山県産 きぬむすめ」、当社でも扱っております。どうぞお引き合いくださいませ。
「懐は寒の中でも春が来る(ふところはかんのうちでも) 五代目 古今亭志ん生」
(2021年3月下旬 片山芳孝 記)