2014年6月18日水曜日

「インドネシアに行ってきました」(2014年6月)

 日本青年会議所米穀部会のライスミッションに同行し、6月12-15日、2泊4日の弾丸ツアーでインドネシアを訪れました。
 日本の農水省の資料によると、同国の米生産量は2010年以降は精米ベース3600万トン(モミ5700万トン前後)で推移しており世界第3位。訪問時に聞いた話では全国どこでも3期作が行われているとのことでしたが、実際には3期作は灌漑用水設備の整った地区のみで、大半は2期作が中心だとか。いわゆる反収は2-3期作の合計でようやく日本並みになるそうです。
 一方の消費量は年間一人当たり約140キロで、全国では約4000万トン。国民の所得向上により増加傾向にあり不足分は備蓄米と輸入でまかなっている。「3食必ず米を食べないと食事をしたことにならない」と言われているにもかかわらず、最近では政策として主食の多様化を推進しており、1週間に一度「米を食べない日(One Day No R-ice)」を設定しているそうです!

 今回の最大の目的は世界遺産に登録されているバリ島の棚田の見学。空港のあるデンパサールから北北西へ車で100分。ジャティルイ地区バトゥカウ山の麓に広がる丘陵地帯に見渡す限り無数の棚田が展開されています。この地区は1000年以上前から続いている「スパック」と呼ばれる、農耕・土木・水利等の共同作業の組合システムで運営されているそうです。一枚の田は狭くおそらく100%手作業でしょう。ほとんどの田が稲刈り直後のようでした。食事時間も含めて約2時間の滞在でしたが、個人的には一泊してゆっくり散策したいようなのどかな風景でありました。デンパサールへの帰路の平野地区では田植えをしている田も、また青々と成長している田も見られました。

 翌日の首都ジャカルタでは世界で4番目の規模の大きなイスラム教のモスクでの礼拝の様子を見させて頂き、また16世紀?に建造されたキリスト教会では偶然行われていた結婚式に飛び入り参加させて頂きました。東ジャカルタの市場の外れにある米の倉庫群、卸・小売りの店舗の見学も行いました。ここでは白米が25キロのPP袋で流通しているようです。トラックの積み降ろしももちろん手作業です。店舗の奥の倉庫には米袋が高く積み上げられていました。我々が訪れた米の倉庫群は一見して相当貧しそうな地区の中にあり、米屋の地位は低いのか?どうなんだろうか?

 旅の楽しみの一つの食事。インドネシア料理は有名なナシゴレンやミーゴレンをはじめ何を食べてもいろいろなスパイスがきいている。バリでは観光の島という事もあり街のレストランの食事は現地の感覚から考えると異常に高値。バリのガイドさんは家庭では箸でなく指で召し上がるそうです。ジャカルタでは深夜に大きなシーフード中華レストランへ。そこは現地の方も多く安価でとても美味でありました。最終日土曜日の夕食はデパートそごうにあるGenki Sushi(元気寿司)。日本資本の回転すし屋さん。「断食明けのよう(同行者談)」に寿司をガツガツたいらげました。米は中粒種(カリフォルニア米か?)。日本人は我々だけでしたが、現地の方がカップルや家族連れで来ていました。上手に箸を使っているのは中国系の人かな?

 「そごう」の米売り場には日本からの輸入米やアメリカ産のジャポニカ米も並んでいました。「米の国」のインドネシアでは日本食(牛丼が受けているらしい)を含めた日本米のビジネスチャンスがあるかもしれません。

 その後は異常に冷房の利いた機内で7時間もの狭い(私がでかすぎる?)エコノミークラスでの移動。体中がカチカチになっての帰国後は、たった2時間の時差に順応できぬ情けなさでありました。帰ってみるとワールドカップ対コートジボワール戦、逆転負けしていました!ありゃりゃ…。
 今回は超駆け足ツアーであったため現地の方との触れ合いはほとんどありませんでしたが、食堂や空港職員さんへテレマカシイ(ありがとう)と行った時の優しい笑顔が嬉しかったなあ。皆さんお世話になりました。

蛇足①;円/ルピアの両替は日本よりも現地の空港の方が20%近くもお得です。
蛇足②;スーパーの食品売り場に米菓は見受けられない。「日本は年1回しか収穫できないから米菓として米を保存する習慣が出来た。年3回も収穫できれば保存と言う考え方にならないのかなあ」とは帰国後に話した岡山の米菓メーカー社長の話。

(帰国後3日目なのに全身筋肉痛! 2014年6月中旬 片山芳孝 記)

「風流だなぁ~ 2018年11月」

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