2022年7月21日木曜日

東北へ行ってぎだ! 2022年 7月


 梅雨の戻りか、勇み足の梅雨の末期か、7月14~16日、東北は宮城県と福島県へ参りました。大震災の前年以来12年振りです。
 14日は仙台で加工用米の組合、全国米穀工業協同組合の理事会。
「ほっともっと」や「やよい軒」を運営する「プレスナ社」の八谷さんに講演をいただきました。
 同社は持ち帰り弁当の「ほっともっと」を2479軒、定食食堂の「やよい軒」を国内で366軒、海外で253軒展開しています(2022年6月)。
全社の売上高は1430億円(2022年2月期)。
年間の玄米使用量は4万トン
 国内に4か所の精米工場を持ち、同社の海外店向けの輸出も手掛けている。
埼玉の5.7ha、山形の3haの自社田ではスマート農業に取組んでいるとか。
 またプレナス社と英国BBCが共同制作した米を中心とした日本の食の魅力を紹介する、米文化継承番組「The Story of Rice」も上映されました。
 米を大所高所から見ていらっしゃる。
「米が高いの、安いの」とブーブー言ってるのが、なんだかなぁと感じた一日でした。
 
 翌日は日本三景の松島へ。
朝からの雨模様でモヤの中を約50分のクルージング。
かの松尾芭蕉やアインシュタインも訪れ、平安の世から人々を魅了している松島です。
是非とも好天時に再訪したいものです。 
 ところがその翌日から宮城県は豪雨で大きな被害が!
被災された方にお見舞い申し上げます。

 松島を後に、福島県に入りました。
 中通りの田園風景を愛でながら、令和4年全国新酒鑑評会の金賞受賞蔵である天栄村の「廣戸川」の松崎酒造さんへ。
 まだ30代半ばの若い松崎杜氏は県産米の「夢の香」を原料に見事金賞受賞!
大半の金賞受賞酒が「山田錦」を原料としている中で地元の酒米での金賞受賞は快挙と言える!残念ながら受賞酒はSold Outでしたが、「岡山の雄町」で仕込んだ純米吟醸と「夢の香」の特別純米をGET!平日の昼間にもかかわらず次々とお客様がお見えでした。
 
 最終日は会津坂下町の「天明」の曙酒造さんへ。
 ここの鈴木杜氏も三十代半ば。
高級酒でなく市販酒の品質向上に取組んでおり「日本酒と言えば福島県」と言われることを目指しています。
 金賞の常連蔵で、有難いことに「岡山県産の山田錦」を使って頂いています。
 ここには閏年のみに「岡山県産山田錦30%精米」で仕込んでいる「中取り閏号(うるうごう)」というお酒があります。2020年に頂戴しましたが、少しシュワシュワ感があり甘口ながら酸のきいたキレのある旨し酒です。2024年産酒が楽しみです。
米を磨いて中心部の30%の部分だけを使い酒を造る。通常の大吟醸は35~50%精米) 
 同社では蔵元直売はしておらず、紹介された「五ノ井(ごのい)酒店」のオンラインショップで何本か購入しました。http://www.aizuumazake.shop/
 なんとこの酒店では8月末日迄の受注で福島県の日本酒3000円以上購入で「送料無料キャンペーン」をやっている!
 同社のページを見ると福島のお酒はどこもリーズナブルな価格です。
この機会に旨し福島のお酒をお楽しみください。
 福島のお酒は全体的にすっきり系かなと思います。

 それにつけてもカーナビの有難いこと。まったく土地勘が無くても何とか目的地へ行くことができる。道順は覚えられないけどね!
 この度お邪魔した蔵元の皆様、有難うございました。今後も岡山米をご愛顧くださいね。

「西か東か まづ早苗にも風の音 (松尾芭蕉)」

(東北まだ行ぎてえな! 2022年7月中旬 片山芳孝 記)

雨 多い! 2024年 3月

   本日3月27日、岡山県南は久々の晴天です。  ここ1週間は連日雨模様で毎朝の岡山市内の西川緑道公園でのウオーキングもずっとお休み。その間上京した3月22日だけは晴天の皇居一周ウオーキング。  皇居周辺では寒緋桜と山桜はほぼ満開、ソメイヨシノはまだまだこれからの様子でした。 ...