2014年3月16日日曜日

「三年目」(2014年3月)

3月14日未明(2時6分ごろ)当地で震度4の地震がありました。前夜お取引先の担当者の送別会で痛飲し爆睡しておりましたが飛び起きました。おかげさまで自宅では棚から小物が落ちてきた程度で、また会社でも全く被害はなく一安心です。多くの方から早々にお見舞いの電話を頂きありがとうございました。

   私の手元に3年前の3月11日付の茨城県水戸駅前のコンビニの宅配便の送り状があります。東日本大震災の当日午前中に荷物を送った際の物です。その日は朝一番に水戸で仕事を済ませ、昼前に水戸を電車で出発。14時ごろには羽田空港におり、そこで大震災に遭遇しました。
 亡くなった方、行方不明の方は18000人を超え、そして今でも26万人以上の方が避難生活を余儀なくされています。物理的にも精神的にも復興にはまだまだ時間がかかりそうです。さらに原発事故による東日本の産物への風評は今でも確かにあります。そんな環境の下で原発再開が議論されています。最近、原発再開反対の方と賛成の方の講演を聞きました(いずれもいわゆる有識者)。どちらも一理あるのですが…。どうなのでしょうか?

   3月に入っても寒い日が続き、日課の早朝ウオーキングの西川緑道公園ではモクレンの蕾がようやくふくらんできましたが、ウグイスの声はまだ聞こえません。
 米の世界でも需要の停滞、在庫過剰により春の兆しは全くありません。
当社のお客様である食品メーカーさんでは各社の使用原料の色分けが変わってきました。
① 加工用米及び政府備蓄米
② 外国産米
③ 国産特定米穀
当社では西日本の生産者・JAとの結びつきをより強化し、また昨年には精米仕上げ設備を更新し(LED色彩選別機160チャンネル)、いかようにも対応できるような体制を整えております。またこの2年間供給不足であった酒造好適米も岡山・兵庫・広島・鳥取・福井・新潟など各産地の物に26年産でも取り組んで参ります。加工用米(鳥取の日本晴)も増量見込みです。何なりとご相談いただければ幸いです。

   「三年目」と言う落語があります。
 愛する女房が亡くなる間際に、「すぐに幽霊になって会いに来る」と約束したのに現れない。やっと出てきたのが亡くなってから三年目の夜。
 「お前はすぐに現れると言ってたのに遅かったじゃないか。」
 「だって私をお棺に入れる時に髪を落としたでしょう。坊主頭じゃお前さんに嫌われると思って髪が伸びるまで三年間我慢してたのよ。」
仲睦まじい夫婦と可愛い女房の物語。好きな噺です。我家には六代目三遊亭円生師匠と志ん朝師匠の録音があります。
 そんなわけで(どういうわけじゃ?)花粉症の方もそうでない方も天候の変化が目まぐるしい頃、くれぐれもご自愛ください!
(目薬が手放せない! 2014年3月中旬 片山芳孝 記)

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