2011年10月1日土曜日

「今夜あたりは熱燗で…。」(2011年10月)

9月に2つの大きな台風が日本列島に大きな被害をもたらしました。被災された皆様に心よりお見舞い申しあげます。
 台風一過、季節は一気に秋の気配。今朝(10月1日)岡山市内の西川緑道公園では金木犀が香っていました。
 岡山県北の稲刈りはほぼ終了。中部地区でもスタートしています。弊社の周辺、南部地区でも早ければ体育の日の連休には始まるところがありそうです。 本年は高温障害もおそらくは出現せず、日本各地ほぼ平年作の模様です。
 私(片山)は9月中旬に県下の優良米産地のひとつである赤磐市で、また月末には岡山市南部の藤田地区の大型生産者と懇談しました。どちらの生産者にも岡山の酒造好適米「雄町」を生産委託しています。両者とも造る喜びをとつとつと語ってくれました。日頃ギスギスとした流通の中にいる私としては、ゆったりとした嬉しい時間でした。
 しかし現実はやはりノンビリとしてはいられない。大震災の影響で、関西の米卸が東北米から西日本米にスイッチした為か、西日本の新米は高値が続き、同等の銘柄では関東産よりも1000円~1500円程度高くなっています。
 放射線の影響は私たちには計り知れませんが、東の米を使わないと、いかに平年作~豊作とはいえ米が足らなくなることは明白です。実際、関東から東北各県では順次「安全宣言」がなされています。
 頭を冷やして考えると、米余りの状況に変わりはない。ここで買い込むと後から恐ろしい目にあう可能性が大です。原料米の特定米穀も然り。冷静になりきれるかな~?
 9月末に当地ではBIG NEWSが駆け巡りました。大手卸の神明社が広島県尾道市に新工場を立ち上げる。岡山市から西へ約80キロ。高速道路を使えば1時間足らずの場所です。そして同じく大手の木徳神糧社が子会社である岡山の備前食糧社を吸収合併。備前食糧は今年の年末を持って40年の歴史に幕を引くことになります。ウカウカしていれば業界再編成の荒波に飲み込まれてしまう。どうする、どうする!
 有難いことに本年は例年より早く酒造米精米ラインがほぼフル稼働しています。今後もプロ集団として一つひとつ課題をクリアーしていこうと、社員全員張り切って業務に当たっております。
 10月1日は昭和から平成の名人「古今亭志ん朝さん」の10年目の命日だそうです。師のお得意の噺であった「三方一両損」ではなく、生産者―流通業者―消費者の「三方一両得」になるよう努めます。ご贔屓のほど、おん願い奉ります!!
(今年もさんまが高いらしい。2011年10月上旬 片山芳孝 記)

「九州へ行ったとよ! 2019年7月」

昨年7月上旬の西日本豪雨から1年。   被害の大きかった岡山県倉敷市真備町地区(被害の様子が何回も放映されていました)では、350haの田圃が水没もしくは泥や石が入りました。また農業機械もダメージを受け、この地区の稲作の復活は厳しいと思われていました。   し...