2006年6月28日水曜日

「最近聞いた話」

その1.「あらら・・・・・・」
先日、わが国最大の小麦粉メーカーN製粉のK部長が来社。やれ「粉が売れない」の「米が売れない」との雑談。
片山「我が家では日曜日の朝には家庭用のパン焼き機で作ったパンを食べてます。米屋の社長が朝食にパンを食べてるようでは、米が売れないはずですよ!」
K部長「私は朝食はご飯じゃないと力が出ないので、毎朝必ずお米のご飯ですよ。これじゃ小麦粉が売れませんよ!」
二人で大笑いをしました。

その2.「みずほの国」
西日本の同業社(米屋)の社長の話。
「例の10キロ2000円以下の米。最近では安い原料がなくなって、政府の10年産米を使ったり、それどころか砕米やもち米を混ぜている、という噂まで聞きます。世界中の米を主食としている国で、今は日本人が一番まずい(ひどい)米を食べさせられていますよ(嘆き)。」
そういえば、私がかつて中国やタイのスーパーで見たお米には小粒なものや若干の着色粒は混ざっていましたが(というより、最初から選別していない)、今、日本の一部で流通している「米であれば何でもいいや!」というようなヤケクソな商品は売られていませんでした。日本は「瑞穂の国」じゃなく「見ず穂の国」になってしまったか・・・・・・!!

その3.「客筋」
仮に量販店を下記のように区分けします。
①全国展開のスーパーマーケット
②地方展開のスーパーマーケット
③地方展開のディスカウントストアー
当然同じ商品なら①が高く、③が安いということになります。

②の地方展開のスーパー「A」社のバイヤーさんとある同業社(米屋)との会話。
バイヤー「ディスカウントB社は、2000円以下の米を並べてよく売れているようだ。わが社も売りたいんだけどな!」
米屋「お言葉を返すようですが、ディスカウントB社のお客さんはジャージ上下を着てくる方がたくさんいます。A社のお客さんはキチンとした服装の方がほとんど。お客さんは「格」でお店を選んでいるところがある。だから自然とお客さんも住み分けができているんじゃないですか?」
バイヤー「なるほど。一理あるね。でもディスカウントB社の駐車場にはベンツがたくさん停まってるんだよな~」
この話を聞いて何だかよくわからないけれど、妙に納得してしまいました。

全国的に日照不足(平年の70%の地区もある)と、4-5月の低温でお米の作柄が心配です。また、政府の備蓄米もどんどん減っています。この秋におかしなことにならぬよう、今後天候が回復し、おいしいお米を食べて頂けるように、全国の米屋は「てるてる坊主」をたくさん作りましょうや!

(蛙の歌が聞こえてくるよ。6月下旬 片山芳孝 記)

2006年6月27日火曜日

「みた?見た!観た!!」(2010年6月)

あれれ、また日本のリーダーが変わっちゃった。南アフリカのワールドカップ、とりあえず1勝1敗(6月19日時点)。お相撲さんが野球賭博。相撲賭博はやってへんやろな!

(1) 「あ、これがそうなんですか!」
 6月中旬、県外の某農業団体の方が来社。弊社の近所の田を見て「この辺りの苗は小さくてヒョロヒョロしてますね~」との感想。
 初めて見る方はそう思ってあたりまえ。これは直播(じかまき:田植えをしないでモミ種を直接田に蒔く)の田です。だから、稲の赤ちゃん苗が大きな田で弱々しそうに見えるのです。
 岡山県は全国有数の(おそらく日本一)直播の多い地区。県南の弊社の周辺ではおよそ7~8割がそういう田です。作業の省力化になるのは間違いないのですが、「胴割れ米が出やすい」などの理由で田植えに戻す農家もあります。しかし一旦省力の方向へ舵を切ったら、なかなか手間のかかる方法へ戻すのは難しいのが現実のようです。
 直播の田も田植えの田も、今のところ生育は順調に見えます。
 でも秋の米の相場の見通しは悪いな~。

(2) 「全国ワースト№1」
 全国の県庁所在地の中で、米の一世帯当たりの年間購入量(2006年-08年平均)が最も少ないのはなんと我が岡山市!最も多い静岡市は岡山の1.5倍以上の購入量。岡山の米屋さんが儲からないはず。あれ我が社だけ?
 紙上でこんな記事を見つけました。岡山市は婚姻届を提出したカップルと子どもが生まれた世帯に岡山市内産の米を贈る事業を始めるそうです(2010年11月から)。予算は787万円、1件につき3キロ。子どもの入園時や小学校入学の時にも実施したらどうだろう。子どもの頃の食習慣が消費量の向上に役立つように思いますが。いや本当に。

(3) 「大人の話」
 久々映画の話です。
アメリカ映画“CRAZY HEART”観てきました。
 6月中旬から東京、大阪あたりで封切られたばかり。
 かつて大スターであった50歳を過ぎたカントリーシンガーが、お決まりの「酒とバラの日々」を過ごし、今やドサ回りでしかもアルコール中毒に成り下がってしまった。ツアーの途中で出会った女性と、古い友人や後輩の協力で立ち直るという、ある意味サクセスストーリーです。
 その女性との大人のラブストーリーと上手く絡んで、それはそれは素敵な作品に仕上がっています。ラストシーンが良いんだな~。
 そのうえ、バックには終始カントリーミュージックが流れ、カントリー大好きな私(片山)にとっては、それもGOOD!
 また、画面ではアメリカ南部の広大な景色を観ることができ、五つ星どころか星10個!の優れものの映画です。アカデミー賞の主演男優賞と主題歌賞を受賞しています。
「一食抜いてでも」観る価値あり。岡山に来たらもう1度観よっと!
 でも大人のラブストーリーなんで、若い人にわかるかな~、わかんないだろうな~!

 そうそう「オーケストラ」っていうフランス映画も良かったですよ!

(忙しそうなフリをして映画観てるのか! 2010年6月下旬 片山芳孝 記)

雪 ふらない! 2025年 2月

 能登半島の大地震で明けた2024年。  復興への道のりはまだまだ遠い。  私(片山)の知人も被災者ですが、避難所のリーダー役の一人としてお世話をさせて頂いているそうです。改めて被災された方にお見舞い申し上げます。    ロシアによるウクライナ侵攻がまる二年となりましたが戦は止み...