2014年5月30日金曜日

「癒しの…。」(2014年5月)

4月最後の土曜日に、合鴨米契約農家の三船さん(パパラギ農園)を訪問。岡山県北の蒜山(ひるぜん)高原近くの山中では満開のモクレン、しだれ桜が迎えてくれました。ここ旧中和村へ震災後、千葉県から二組の若夫婦が移住し、合計4ヘクタールでコシヒカリ、ササニシキ、イセニシキを自然栽培(早い話がほったらかし)しているそうです。反収は4俵くらいらしいのですが、ネット販売で1俵7万円の手取りになっているそうです!
 今冬の当地は積雪が多く、三船農園の平屋の鶏舎が雪に埋もれてしまった。その雪山から動物の「テン」が侵入し、数十羽が被害に。「イタチ」は一羽だけ捕獲するそうですが、「テン」はハンターで根こそぎやってしまう。平飼いで美味しい卵を提供してくれていただけに残念です。今日は5月23日。三船農園では田植えが終わったころかなぁ。
 26年産米の注文を済ませ蒜山高原を抜けて鳥取へ向かいました。その夜は鳥取県米子市内のお気に入りの「なるみ寿司」で、境港で揚がった生のマグロ(この赤身が旨い!)、岩牡蠣、イカ等の新鮮な魚介類と鳥取の地酒でご機嫌でありました。
 翌日も晴天で、大山(だいせん)経由で帰岡。緑の中のドライブは随分癒されました。

 岡山県南では田植えではなく直播の田圃がますます増えているように感じます。昨日は酒造好適米「雄町」を契約栽培してもらっている赤磐市の篤農家「Kファーム」を訪問。ここの社長は人の良さが顔に出ている。酒米を作っているのだけれど、甘いものが大好きで、お土産にアンパンを沢山お持ちしました。農家の方とお話しするのも癒されるんだなぁ。25年産米は9月の長雨やウンカの影響で米質は劣化したにもかかわらず、2軒の蔵元さんから「今年の雄町はよかったよ。」とお褒めの言葉を。米ってわからんものですね。
 恒例の新酒鑑評会では大手以外で弊社のお取引先11蔵が金賞を受賞されました。県外でありながら岡山産の山田錦で金賞ゲットの蔵元さんも!正に同慶の至りであります。

 ところで事務所軒下で巣のリフォームが終わったと思っていたのにツバメの姿が見えなくなりました。近くに天敵のカラスはあまりいないので、蛇が出現したのでしょうか。空を舞う凛々しい姿や、ヒナの鳴き声に癒されていたのに残念です。

   弊社工場では、4月末には定温倉庫のスイッチオン。また特定米穀・酒造米等の精米機のメンテナンスも行っております。26年産沖縄の超早場米(ひとめぼれ)の相対価格が14000円割れ(前年比▲2000円)の見込みであるとか、宮崎コシヒカリの概算金も下がりそうだとか、3年続けてボコボコに打たれノックアウトされた米穀業界には否応なしに3.11以降4回目の秋がやってきます。捲土重来の年となってくれ~!
(こいのぼりの季節が終わってもカープは強い。2014年5月下旬 片山芳孝 記)

雪 ふらない! 2025年 2月

 能登半島の大地震で明けた2024年。  復興への道のりはまだまだ遠い。  私(片山)の知人も被災者ですが、避難所のリーダー役の一人としてお世話をさせて頂いているそうです。改めて被災された方にお見舞い申し上げます。    ロシアによるウクライナ侵攻がまる二年となりましたが戦は止み...