2023年12月22日金曜日

美ら海の埋立  2023年 12月

 
 氷点下の岡山県南です。
 
 過日、岡山県内のある蔵元さんから酒飲みの友人へお酒を送る手配をネットで行いました。
 すると申し込んだ翌日に同社の杜氏さんからお礼の電話がありました。
 僅か数千円の買い物に対して丁寧な対応と気配りにこちらが恐縮すると同時に嬉しい気持ちになりました。
 今更ながらお客様への接し方を学ぶことができました。

 先日の散髪屋でのマスターやら隣の客との会話。
「ドジャースへ行く大谷選手は10年間で1000億円!年収100億円、すごいね!」
「我々は一億円でも当てたいとチマチマと宝くじ買っているのにね」
「まったくだ!」
 
 そこに加えてこんな話。
「日本の政治家ときたらたった数千万円を姑息で薄汚い手を使って集めてる」
「ヤダね~」。

 もう一つの心配な話。
 米軍普天間基地の移設工事を巡る「辺野古代執行訴訟」で沖縄県が敗訴しました。
 世界に誇れる大浦湾の美しい海を埋め立ててしまう愚かさを憂うと同時に、自治体の権限を奪う危機であると言われています。
 かつてこの素晴らしい海に潜ったことの有る身として、とても残念で悲しい気持ちになりました。

 令和5年産の米穀業界。
 作付け面積の減少による生産量の減少が一因で米価格は日に日に上昇。
ついこの間まで「14000円/60キロ以下の米が無くなった。大変だ!」と言われていたのが、ついに「15000円以下の米を探すのが一苦労」になっています。
 さすがにこの状況は行き過ぎではないかなあ。

 一方の原材料として使われるフルイ下米は全国的に発生が例年の半分しかなく価格沸騰!  東北地震の翌年の平成24年(2012年)の155―160円/キロに匹敵もしくはそれを超えるような値段になってしまいました。
 金さえ出せば買えるという状況ではなく、味噌や米菓等の我々のお客様に大変申し訳の無い事態となっています。
 この原材料米の部分は来年の新米まで手が付けられないか!

 2024年(令和6年)の干支は甲辰(きのえたつ)
日本の運勢が昇り龍のごとく天に向かって飛翔する1年になりますように!

 2024年が皆様にとって素晴らしい年になりますようお祈り申し上げます。

「年の瀬の散髪待つ間の漫画本 (高澤良一)」

(辰年だけど 虎はアレンパだ! 2023年12月下旬 片山芳孝 記)

寄席跳ねて上野で鰻なんてどう? (江口小春)   2024年 4月

 初夏を思わせる高い気温が続く4月19日、千葉へ行きました。 かつて千葉県の日本酒の蔵元さんには 酒造用(かけ米) に岡山の「 アケボノ 」をたくさん使って頂いていました。  最近では地元千葉県産の米の使用割合が増えており「アケボノ」の出番がほとんど無くなりました。  しかし有難...