2021年6月23日水曜日

PLASTIC HAS TAKEN OVER OUR LIVES  2021年 6月

 

6月23日 沖縄慰霊の日。
終戦の日、広島・長崎の原爆投下の日と共に忘れてはならない日です。
 
 岡山県南では 梅雨の最中とは思えぬ清々しい日々が続いています。田植えの終わった水田の上をツバメが飛び交っています。 
 
 マイクロプラスチックが引き起こす環境問題が連日報道されています。
海洋に流出した5ミリ以下のプラスチック粒子を、魚類、甲殻類、海鳥、海洋哺乳類等が誤嚥し死に至らしめます。
 人類にと言っても大問題で、海水からの食塩の90%にプラスチックが含まれていたという研究も発表されています。
 
 そのマイクロプラスチック問題の軽減のためにわが国でもいろいろな方策がとられています。
 ①スーパーやコンビニ等のビニール袋の使用量を減らすために袋が有料となり、マイバッグ持参の方が増えました。
 
 ②コロナ禍で使われている不織布の使い捨てマスク。この原料もプラスチック樹脂です。残念ながら路上に捨てられているのをよく見かけます。これがゆっくりとマイクロプラスチックに変化しながら海洋生物に影響を及ぼすことになります。
 
 ③おなじみのペットボトル。本体もキャップもラベルもプラスチック製品です。キャップと本体はリサイクルの方法や、その後の用途が違うので必ず分別することが大切
 またキャップには環境ホルモンと呼ばれる化学物質が含まれる添加剤が使用されているそうです。
 
 ④我々農業関連の事業者に関係のあるものが、一発肥料と言われる被覆肥料。
直径2~4ミリほどの球状の薄いプラスチックの殻(カラ)で成分を覆った一発肥料は、一定の水分が浸透するとプラスチック殻が破れてゆっくりと中身が溶け出します。
 殻の材質や厚さを変えることによって肥料が溶け出すタイミングが調整されるという一見優れもの。
 肥料成分の河川や地下水への流出を減らすことで環境負荷を軽減できるとも言われ、1970年代から使われ始めています。
 現在では日本の水田のおよそ6割で利用されています。
 
 しかしそのプラスチック殻が分解されないまま河川などに流出しマイクロプラスチックとして環境に大きな影響を与えることになります。
 
 岡山県では瀬戸内海の児島湾の一部が農業用水確保のために堤防で仕切られています。
その為このプラスチック殻が外海へ流れ出ず、河原や河口に大量に堆積しています。
 また滋賀県では琵琶湖にプラスチック殻が流れ着いており大問題となっています。
 
 そこで滋賀県や、また三河湾で同様の問題を抱えている三重県では、プラスチックの代わりに硫黄で肥料をコーティングする研究が進み、すでに製品化されているそうです。
 一方のJAグループではプラスチックの崩壊性を高めた被覆飼料への切替を推進しているようですが、根本的な解決にはならないのでは?
 
 我々一般消費者はマイクロプラスチックによる環境問題を十分認識し、できることを実行することが重要であると思います。
 
 日本でもコロナワクチン接種が進んでいますが、世界的にコロナ禍が沈静化した地域では規制が解かれ平常の生活に戻っています。それにつれて食肉や食用油の消費が増えているそうです。
 一方供給面ではコロナを見据えての減産、また天候異変による減産で需要増加に対応できず、世界的に穀物相場が高騰しています。日本でも肉、油(マヨネーズ等も)の値上げが続いています。
 じゃあどうする?安くて美味いお米を食べましょう!健康にも良いし!
 
 またコロナ禍の中でペット、特に犬を飼う人が増えているそうです。
そこで犬のジョークを。
 
 頭の良い犬がポーカーをやっている。
「おや、この犬はポーカーができるんだ、頭いいね!」
「いや、しょせん犬なんだ。良い手が来ると尻尾を振るから勝てないんだ!」
 
 その頭の良い犬が大学に行った。
「どうだい?大学は?」
「順調ですよ、外国語の授業は特にね」
「ほう、どんな外国語を覚えた?」
「ニャーオ」

お後がよろしいようで…!

WINGArc1st, OCEANSASIA,東京農工大学の資料を引用させて頂きました。)


「シャボン玉 犬に吹きゐる 夏休み (林 周作)」

(あと一か月で夏休み、そしてオリンピック 2021年6月下旬 片山芳孝 記)

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