全国的に多雨、日照不足が続いています。
あの米が大不作となった平成5年との相違点は、今年は8月までは日照も積算温度も平年並みであったこと。
しかしその後東日本は9月以降の悪天候で減収必至?
西日本は9月までは好天で豊作予想。
それが10月に入り低温の日が続き実が太らない。
また連日の雨で稲刈りができないところへ、明日22日から23日にかけて超大型の台風21号が接近する。
何の抵抗も出来ない稲が震えているように見えます。
月末発表の作況指数はどうなるのか?
天下の悪政「飼料米制度」による流通量不足の上に、悪天候による減収見込みで米価はうなぎのぼり。
当地岡山県南では、県外(関西方面)の大手卸が生産者に直接買いに入っていることもあり、まだ田圃にある晩生の米の気配値が口を開けば上昇しています。
当初キロ当たり20円ほどの値上げで業務用白米の値決めを進めてきましたが、追い付かなくなっているのが現状。
政府備蓄米の売却も現実味を帯びているのか?
弊社にとって深刻なのは、雄町・山田錦等の酒造好適米の収穫・入荷遅れ。
日本酒蔵元の酒の仕込みは11月から本格化します。
搗精が集中するのは必至で、何とか蔵元にご迷惑をお掛けしないよう、少し先(12月初め)の納入分も搗精を始めています。
今月下旬からは「山田錦20%精米」もスタートします。
愚痴を言ってもしょうが無い。できることからコツコツと…。
こんな時に嬉しい話。
今朝(21日)北海道釧路の同業者である友人から電話。
なんと四国でお遍路をしているが台風の接近で切り上げる。帰路岡山へ寄りたいとのこと。岐阜の友人も同行。
20数年ぶりの再開。約3時間、昔話や今後の業界の方向性やら。
良く覚えてくれていた。よく寄ってくれた。嬉しいことです。
「朋あり遠方より来たる。また楽しからずや」
もう一つの嬉しい話題。
今私(片山)が読んでいる荻原浩さんの小説「二千七百年の夏と冬」にある文章。
田植えが終わって豊作を神に祈る歌の一節。
「冬の後に春が来ますように。
春の次は夏が来ますように。
多すぎることなく雨が降り、暑すぎることなく日が照り、(中略) 種が芽を出し、芽が育ち、大きく実りますように。」
これや、これやがな!
お百姓も商売人もそしてお役人もこの気持ちを持ってくれればなぁと思いました。
明日22日は超大型台風の接近時の衆議院選挙の投票日。
誰が勝とうが、どこが勝とうが、米の正当な需給バランスを考えた農政を望みます。
「芭蕉野分して たらいに雨を聞く夜かな」(松尾芭蕉)
(2017年10月下旬 片山芳孝 記)
2017年10月27日金曜日
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