ビール酵母。
麦芽(発芽させた大麦)とホップや米、トウモロコシから作られる麦汁にビール酵母を加えて発酵させアルコールと炭酸ガス(これがサイダーの原料になるらしい)を生成します。発酵終了後に残った酵母はビール製造に再利用されるほか、栄養補給薬や家畜の飼料などに利用されます。
そのうち主に飼料として使われている酵母が、2019年から甲子園球場の芝の肥料の一部として利用されるようになったそうです。
農業分野で産業副産物を化学肥料の一部に置き換えることによって、水質の保全や温室効果ガスの発生を減らすことになるとのこと(9月26日付の朝日新聞の記事を参考にさせていただきました)。
あの美しい甲子園球場の芝生の青さがビール製造の副産物によってもたらされているとは嬉しい!
弊社の関連会社の片山興業株式会社ではキリンビール岡山工場の余剰酵母を乾燥し飼料等に使い易い製品作りを担っています。
ただビール類の販売数量が年々減少しており、また乾燥費用が乾燥酵母の売価をまかなえていないらしく、キリン社としては酵母乾燥を減らす計画で、会社としては困った状況にあるのです。
私(片山)は酵母が余らないように毎晩ラガービールを飲んでいますが追いつきませんわ!
その朝日新聞に掲載されている4コマ漫画「ののちゃん」。
9月24日に連載10000回を達成。連載期間はなんと27年以上!!そんな長期間とは思いもせず、毎朝「クスクス」笑っています。
作者の「いしいひさいちさん」は岡山県玉野市のご出身です。「ののちゃん」は玉野市のイメージキャラクターとして大活躍していますよ。
「ののちゃん」は小学3年生。私は「担任の藤原瞳先生」が好き。彼女の座右の銘が「適当」。しょっちゅう二日酔いで登校している。一度一緒に飲んでみたかったりしてね。
日本酒蔵元さんとの令和7年産米の使用の打ち合わせが始まりました。
酒造りの米は種類によっては前年産より60キロ当たり10000円以上(30~60%)値上がりしそうです。
確かに主食米はとんでもなく値上がりしている。しかし酒米は長年の生産者と蔵元の関係をもっと大切にすべきだと思う。生産者、JAそして米屋の皆さんの冷静な対応を望みます。
もうすぐ10月、ようやく朝晩は過ごしやすくなった岡山県南です。田んぼも柿も色づき始め、何をするにも良い季節となりました。夏のお疲れが出ませんように。
「社説さて置き漫画見る暑さかな 藤井豊」
(久しぶりのサンマは苦くて美味かった! 2025年9月下旬 片山芳孝 記)