米の市場価格が手の付けられない事態になっています。
いわゆるB銘柄(青森のまっしぐらや、岡山ならアケボノ?)が34000円/60kg以上で成約しています。
農水省が発表した11月の相対価格(JAと米卸の取引価格)は前年比57%高い23961円。このまま何の手(例えば備蓄米の大量放出)も打たなければ4万円を超えるとの声も聞こえています。12月の価格発表が恐ろしい!
平成の米騒動の平成5年(1993年全国の作況指数74)~平成6年には5万円越えもあったような記憶がありますが…。流通業者のモラルが問われると言っても過言ではないのでは?
12月12日の博多での全米工(加工用米業者の組合)の会合の前泊で熊本へ行きました。
2019年の熊本地震で大きな被害を受けた熊本城の天守閣は美しくライトアップされていましたが、多くの石垣はまだまだ修理の真最中。完全に復元されるのはまだ10年以上かかるとされているそうです。
宿からお城まで往復1時間のウオーキングの後はお待ちかねの熊本の郷土料理。
辛子レンコン(本気で辛かった!)、馬刺し、一文字のぐるぐる(なんじゃこれ?ワケギの酢味噌和えだそうな)と、熊本言えば球磨焼酎、「大石」と「待宵」を頂きました。
その後は御年88歳の友人と7-8年ぶりに再会。
元気の秘訣は?音楽と親しい友人との楽しい会話だそうです。アルコールはビールを少しだけだそうですよ!
翌日の全米工の会合では、「慎重に対応したい」という意見が多数でしたが「来年の顔つなぎの為に仕方なく買っている」という声もありました。
先に書いた平成の米騒動の翌年の作況指数は109となり、米価格は大暴落したことを覚えています。(それにしてもこの1ー2年の農水省発表の作況指数のインチキさはどうよ…またいらんことを言ってしまった!)
元旦の能登半島の地震で始まりその後の同地区の集中豪雨、そして異常高温の夏を経て、天井が見えない食品の値上がりが納まらないまま2024年が終わろうとしています。
2025年の干支は乙巳(きのとみ)。
蛇は脱皮をすることから新たな挑戦や変化に前向きになる年だと言われています。
辛いことが多かった日本が復活し再生する一年となればよいと思うばかりです。
新年の皆様のご健勝をお祈り申し上げます。
ところでサッカーのファジアーノ岡山がJ1昇格しました!
おめでとうございます!!!←これ蛇足なり!
「ただ前へ前へとすすむ蛇の紋 (山口誓子) 蛇は夏の季語だけど…」
(実は来年歳男です。 2024年12月下旬 片山芳孝 記)