2025年3月26日水曜日

怖いもの地震 雷 火事 おやじ 2025年 3月

 

 岡山市の西側緑道公園で毎年一番乗りの桜が花をつけましたが…。

 岡山、愛媛で3月23日に発生した山火事は3月26日朝までに鎮火していません。
両地区とも民家まで火が迫っており、岡山市、玉野市では一度解除された避難指示が26日に再発令されました。
 連日連夜、消防や自衛隊の消火ヘリコプターが消火活動をしてくれています。
感謝です。早急な鎮火と二次災害の無いことを祈ります。

 3月25日の日経新聞によると、イスラエル・ハマス戦争では、テルアビブ大学で飼われている「ヤモリ」が戦争の恐怖で震え上がっており、走り回るなどの異常行動をしているとの報告がある。
 またウクライナ・ロシア戦争では越冬後の「ワシ」がベラルーシへの移動の際にウクライナ上空を迂回しているとの分析も。
 日経の記事は「動物の目線から見ても戦争が悲惨である」と結んでいます。
 岡山市の山火事の山中には野生のシカやイノシシが生息しており、彼らは今どうしているのかしら?きっと恐怖におびえているんだろうな。

 米の世界では合計21万トンの備蓄米が販売されたことを受け買いの勢いが少し収まったようで、ピークより2~3000円/60キロ値下がりした銘柄もあります。
 とは言え、東北のコシヒカリやあきたこまちは46000円~47000円と超高値圏内にあります。
 
 政府による備蓄米の追加販売、令和7年産米の作付け増加、また飼料米や原材料用米から主食米への転換など供給量増加が言われているにもかかわらず米価が下がらないのは、本当に米が足らないからなのではなかろうか。
 ここは米を増産し、余力があれば補助金を使った輸出をするなどの思い切った政策が必要であると思います(国内が米不足なら輸出ストップ!)。
 
 各地で飼料米の種子が売れていないと聞きます。
主食米への転換のボリュームによっては米価格の暴落の可能性もある?
 業界のN先輩によると、平成5年の平成の米パニック(冷害で全国の作況指数が74となり米の輸入が解禁されるきっかけになった)の時、春に5万円だった米価はその後売り物が続出し、6月には一挙に16000円まで下がったとの事です。

 昨日岡山県央の吉備中央町の生産者から「今秋令和7年産米はいくらで買ってもらえる?」と電話がありました。同町はふるさと納税で毎年多くの米を出荷しています。私(片山)から生産者へは「吉備中央町の米のファンが沢山いるのでそちらへ出してあげて!」と伝えました(生産者の気持ちはよ~くわかるけど…)。

 岡山市の山火事の現場はわが社(片山産業)から南へ直線距離で3キロほどです。
お取引先から火事見舞いの電話を頂きました。ご心配をおかけしお礼申し上げます。
今(午前11時)も上空から消火に向かうヘリコプターの音が聞こえてきます。
 岡山、愛媛両地区とも27日、28日は雨の予報です。
 一刻も早く鎮火するよう祈ります。

「銭湯で上野の花の噂かな (正岡子規)」

(今度は濃いお茶がこわい! 2025年3月下旬 片山芳孝 記)

2025年2月27日木曜日

沖縄の芸人? ガレージセール 2025年 2月

 

 以前お話しした断捨離の一環として、読み終わった本のガレージセールを再開しました。
  買取店に持ち込んでも腹が立つだけなので、「この本無料、ご自由に!」と書いた箱をガレージに置いています。
 わが家の周辺には事業所や新しいマンションが沢山あるからなのか、前回は確か5~60冊が新しいユーザーに。
 今回は以前見向きもされなかった落語関連本に加えて、古今亭志ん生さんカセットテープが意外に人気でした。
 3日間で30冊以上クリアー!
 3日目の箱には「ありがとう!」というお礼状が入っていましたよ。
ちょっと嬉しい!
呑気な話はこのくらいで。
 
 「トランプショック!
 各国への有無を言わせぬ高関税やら、パナマ運河やグリーンランドをアメリカのものにしたいとか。
 あからさまに鉱物狙いでかつロシア寄りのウクライナ・ロシア戦争の停戦計画。
鉱物狙いという行動は実はバイデン政権の時からとも言われているそうです。
 なんだ「出来レースか!
またイスラエル・ハマス戦争。
 ガザをアメリカの所有にしてリゾート地化するって?
 この男は自分が何をやっとるのかわかってるのかい? 知らんけど…。
 
 こっちは内外の株が下がってイヤになっちゃうよ。

 国内では「備蓄米の販売(買い戻し条件付)」
 備蓄米の売却条件を改定して備蓄米の販売を決定しましたが、21万トンのほぼ全量が最大の集荷業者からPライスへ販売されるとの見方。
 なんだ「出来レースか!
 量販店の米の価格(現在5キロ4000円以上!)は少しは下がるかもしれませんが、Pライスと競合の高い高い在庫を抱えている民間卸は値下げを要求されても対応は難しいのでは。
 「こしひかり」を大型トラック一台動かしたら約1000万円という異常事態を招いた永年に渡り米を作らせなかった失政を今後どうしてくれるのかね~。
 
 ここまで書いて、楽しくないから今日はこの辺で。
 
 夢でもいいから株価がどんどん上がらんかなぁ。

「気前よく金を遣った夢を見る (五代目 古今亭志ん生)」

(責任者出て来い!と言いたい気分。2025年2月下旬 片山芳孝 記)

2025年1月24日金曜日

禍福は糾える縄の如し 2025年 正月

 
 睦月22日夜明け前 真南でひっそりと輝く下弦の月に向かってウオーキング。年末にワークマンで購入したネックウオーマーが良い感じ!
 
 元旦はわが家の氏神様の岡山神社、会社近くの沖田神社、私(片山)の自宅近くの法隋稲荷。毎年恒例の三社参りです。それぞれちょびっとのお賽銭で欲張った願い事をいたしました。
 
 1月18日にはこれまた恒例の最上稲荷(高松稲荷とも)へ参拝。今年も社内安全を祈念しお札を頂いて参りました。
 ここで偶然に弊社のお取引先である広島県神石高原のS味噌さんのお若い社長ご夫妻にお会いしました。
 こちらは昔ながらの木桶で仕込みされている老舗です。
 立ち話しでしたが原料米高騰の苦労話をお聞きしました。

 御祈祷の後は岡山市足守のI酒造本店さんへ。
 高松稲荷参拝のあとは必ず立寄ります。
今回もわが家の奥方のお気に入りの「朝日米の大吟醸酒にごり酒」と「本醸造初しぼり原酒」を購入。
 杜氏の社長さんに「地元足守産のお米の供給ができますよ」とお話ししました。
原酒はアルコール度数19度! ぬる燗でいい感じに酔っぱらいました。

 帰路は吉備中央町の「道の駅かもがわ円城」へ。この地区は白菜が名産です。立派な白菜2個で600円(社長~安~い!)。今やお宝の小ぶりのキャベツは1個400円!お客様が次々購入していましたよ。
 ここでなんと「熊の肉」、「アナグマの肉」を発見!
 熊の肉はきれいな赤身、アナグマの肉は脂たっぷりの赤身。さすがに手が出ませんでしたが興味あり…。

 米の世界は異常の一言。
年末から2週間ほどで10000円/60キロ上昇。銘柄によっては市中相場が50000円の声を聞く事態。

 食品メーカーさんからは替えのきかない原料米高に悲鳴が聞こえてきます。
 原料米のサプライヤーとして弊社もできるだけのご協力はさせて頂きたいと焦るばかりです。

 2025年巳年の弊社のスローガンは「緊張感を持ってチャレンジしよう!」としました。
 「禍福は糾える縄のごとし」と言います。気を引き締めて物事に当たってまいります。

 2025年の皆様のご健勝をお祈り申し上げます。

 元旦の夜は倅の友人たちとわが家で大宴会。おせち料理はあっという間に完食。翌朝には秘蔵の日本酒の四合瓶が四本と一升瓶の空きビンが転んでいましたとサ。

「するめまた焼き足す夜の年始客 (鷹羽狩行)」

(2025年 1月下旬 片山芳孝 記)

 

 

2024年12月21日土曜日

熊本・博多へ行きました。 2024年12月

 

 米の市場価格が手の付けられない事態になっています。
いわゆるB銘柄(青森のまっしぐらや、岡山ならアケボノ?)が34000円/60kg以上で成約しています。
 農水省が発表した11月の相対価格(JAと米卸の取引価格)は前年比57%高い23961円。このまま何の手(例えば備蓄米の大量放出)も打たなければ4万円を超えるとの声も聞こえています。12月の価格発表が恐ろしい!
 
 平成の米騒動の平成5年(1993年全国の作況指数74)~平成6年には5万円越えもあったような記憶がありますが…。流通業者のモラルが問われると言っても過言ではないのでは?  
 
 1212日の博多での全米工(加工用米業者の組合)の会合の前泊で熊本へ行きまし
 
 2019年の熊本地震で大きな被害を受けた熊本城の天守閣は美しくライトアップされていましたが、多くの石垣はまだまだ修理の真最中。完全に復元されるのはまだ10年以上かかるとされているそうです。
 
 宿からお城まで往復1時間のウオーキングの後はお待ちかねの熊本の郷土料理。
辛子レンコン(本気で辛かった!)、馬刺し、一文字のぐるぐる(なんじゃこれ?ワケギの酢味噌和えだそうな)と、熊本言えば球磨焼酎、「大石」と「待宵」を頂きました。
 
 その後は御年88歳の友人78年ぶりに再会。
元気の秘訣は?音楽と親しい友人との楽しい会話だそうです。アルコールはビールを少しだけだそうですよ!

 翌日の全米工の会合では、「慎重に対応したい」という意見が多数でしたが「来年の顔つなぎの為に仕方なく買っている」という声もありました。
 先に書いた平成の米騒動の翌年の作況指数は109となり、米価格は大暴落したことを覚えています。(それにしてもこの12年の農水省発表の作況指数のインチキさはどうよ…またいらんことを言ってしまった!)
 
 元旦の能登半島の地震で始まりその後の同地区の集中豪雨、そして異常高温の夏を経て、天井が見えない食品の値上がりが納まらないまま2024年が終わろうとしています。
 
 2025年の干支は乙巳(きのとみ)。
 蛇は脱皮をすることから新たな挑戦や変化に前向きになる年だと言われています。
 辛いことが多かった日本が復活し再生する一年となればよいと思うばかりです。
 
 新年の皆様のご健勝をお祈り申し上げます。

 ところでサッカーのファジアーノ岡山がJ1昇格しました!
おめでとうございます!!!←これ蛇足なり!

「ただ前へ前へとすすむ蛇の紋 (山口誓子) 蛇は夏の季語だけど…」

(実は来年歳男です。 2024年12月下旬 片山芳孝 記)

2024年11月19日火曜日

岐阜県大垣へ行きました。 2024年 11月

 

 岐阜県大垣市は松尾芭蕉さんが「奥の細道」の旅を終えた結びの地とされています。
 大垣駅からその名も「奥の細道むすびの地記念館」まで約2200メートルの「水門川遊歩道」は芭蕉の句碑やトイレなどよく整備されています。
 さらに○○まで△△メートルという道しるべが何カ所も設置されており、歩くのが大好きだけど最近「アルクハイマー」気味の私(片山)も迷うことなく歩くことができました。
 
 芭蕉が大垣から水門川を舟でくだり桑名へ旅立つ際に詠んだ「蛤のふたみにわかれ行く秋ぞ」の句懐紙の直筆が記念館に公開されているということで出かけました。
 
 この句懐紙は元禄2年(1689年)に記されたとされており、さすがに色あせてはいましたが、静かなそのたたずまいは感動ものでありました。

 夜には大垣駅前の居酒屋「どうさん」へ。
 12年前に一度だけお邪魔したのですが、なんと女将さんが「お酒のお米の話をしていましたよね」と覚えていてくれたのにはびっくり!
 ヒラメの刺身やら、牛すじのどて煮やら、海のものと山のものと、地酒の「道三」「鉄心」それにどぶろくの「白川郷」を美味しく頂きました。
 
 翌日は岐阜駅近くの「柳ヶ瀬商店街」を歩いた後、行列のできるうどん店「田毎」へ。
 ここでは奥方が牡蠣、私がキノコの味噌煮込みうどんを汗を拭きながら頂きました。これも結構でした(冷酒もね)。

 岐阜駅で乗ったタクシーの運転手さんが岡山駅前のギター教室の方とお知り合いとかで「行くことがあればよろしく伝えて」と名前のメモを渡されました。まあ行かんけど…
 
 小春日和の週末に缶ビールをお供に新幹線と東海道本線を乗り継いだ旅でしたが、車窓の山々はほとんど紅葉していなかったのは残念でありました。

 実は今回の旅のもう一つの目的は、先ほどの「どうさん」のカウンターで隣り合ったご縁で12年間年賀状のやりとりを続けているSさんにお目にかかることでした。
 「今度大垣へ行きます」とお知らせしたところ、わざわざ会いに来てくださり、感激の再開でありました。
 「一期一会」を大切にしたいと思います。

「行く春や鳥啼き魚の目は涙 (芭蕉)」

(もっと大垣が好きになりました。 202411月中旬 片山芳孝 記)

2024年10月31日木曜日

天然記念物 アユモドキ 2024年10月

 

 岡山市瀬戸町にあるキリンビール岡山工場では、天然記念物で環境省のレッドリスト「絶滅危惧種1A」に指定されている「アユモドキ」の繁殖活動に2005年から取組んでいます。
 
 2002年に瀬戸町の吉井川の支流で「アユモドキ」の稚魚が発見されたことがきっかけとなり保全活動が始まりました。
 
 「瀬戸アユモドキを守る会」と協力し、工場内の人工池に稚魚を放流するなどして「アユモドキ」の保全を応援しています。
 
 最近の活動をご紹介します。
・2023年6月に人工池で初めて産卵を確認
・2024年3月 10匹を水槽に移し人工飼料で育てる
・6月上旬 池に戻す
・6月27日生息調査で卵16個を発見し、工場内の小型水槽に移す
・6月28日3匹が誕生した
・7月9日に2年連続で孵化に成功した幼魚が1センチほどに成長
・9月5日工場近くの千草小学校の生徒が工場内の池に生後約1年の成魚40匹を放流 
 
 実際に池で「アユモドキ」を見ることは難しいですが、工場の事務所に設置されている小型水槽では間近に見ることができます。
 工場見学がてら観察に行ってはいかが?

ビールの肴を育てているのか」って言うのは、だれ!?

 野球の世界では日本一を決める日本シリーズより、アメリカのワールドシリーズの方が注目度が高い!
 大谷選手のドジャース、おめでとう!

 我が国の衆議院選挙は与党の過半数割れとなってしまいました。
農水大臣経験者の石破さんが、今の矛盾だらけの農業政策を改革してくれると期待していたのですが…。

 アメリカの大統領選挙も間近です。
 何か世間が落ち着きませんね。

 ようやく秋がやってきました。
 今年も秋刀魚はなかなか口に入りませんが「食欲の秋」を楽しみましょうね。

「右投げの秋雲穿つ(うがつ)左打 (春風亭昇吉)」

(去年のタイガースの日本一は嬉しかったな! 2024年10月末 片山芳孝 記)

2024年9月25日水曜日

静岡の三島へ行きました。2024年 9月

 
 元旦の地震に続き、秋の彼岸に能登半島をを襲った線状降水帯による豪雨被害
地震の避難所でボランティア活動されている方に伺うと
①杉を植林したものの管理されておらず、山に保水能力が無くなった事(人の手が入っていない雑木林はほとんど崩落していないそうだ)
②耕作放棄された水田が多く涵養力(田圃はダムの働きをします)が落ちている事
が被害を大きくした原因ではないかとの事です。
 被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

 敬老の日の連休に静岡県三島へ行きました。
岡山から東京方面への車窓の楽しみはなんといっても富士山
いつもは新富士駅を過ぎたあたりから北に雄大な富士山を見ることができるのですが、あいにくの曇り空、残念!
 
 車窓から見えないならと、絶景富士山スポットの「三島スカイウオーク」へ。
三島駅からバスで30分。長さ400メートル日本最長の吊り橋です。
 歩くと少し揺れているし、足元の隙間から70メートル下の地面が見える!あ~怖い!
雲の合間から、頭を隠した富士山と駿河湾を見ることができました。
 が、一転にわかにかき曇り、あれよあれよという間に大粒の雨が!
お後のビールが待っているから、ソフトクリーム舐めながら雨宿り。
 ここでは無料の簡易の雨がっぱと、傘のレンタルがありました。素晴らしい気遣い

 三島市の観光案内によると、ここは富士山の伏流水がいたるところで湧き出て「水の郷百選」に選ばれた「水の都」と呼ばれているそう。
 三島近くのその名も「清水町」には清流で知られる「柿田川」が流れていますが、曇天の為今回はパス、ここは是非行ってみたい!次回のお楽しみ。
 
 で、静岡と言えば ウ・ナ・ギ
ネットで検索していた三島駅前の専門店のB店。時間をずらしましたが予約でいっぱい。カウンターの隅でも、と言ってもダメでした。店員さんの対応は悪くなかったです、念のため。          
 それならと、近くの「鰻」の看板のお店へ。
入ってみたらトンカツなどもあるいわゆる「大衆食堂」。
 「それでも静岡だし」、とウナギを注文。
 
 いっちょまえの値段なんで期待して待っていたら、注文して5分もたたないうちに出てきた!
 こちらは焼けるまでの数十分一杯やりながら楽しむつもりだったんだけど……。
 
 お酒は弊社と取引のあるSH酒造さんの特別純米「誉富士」、KZ酒造さんの純米「正雪」。
 どちらもスッキリ系の旨し酒でした。
 
 で、鰻の味は……?
 
 色々楽しめた良い旅でありました。


「違う違う鰻はこんな味じゃない (笠原里香)」

(夏日と米高はいつまで? 2024年9月下旬 片山芳孝 記)

怖いもの地震 雷 火事 おやじ 2025年 3月

   岡山市の西側緑道公園で毎年一番乗りの桜が花をつけましたが…。  岡山、愛媛で3月23日に発生した山火事は3月26日朝までに鎮火していません。 両地区とも民家まで火が迫っており、岡山市、玉野市では一度解除された 避難指示 が26日に再発令されました。  連日連夜、消防や自衛隊...