2008年12月2日火曜日

雄町米サミット in 東京(2008年12月)

去る11月26日 東京九段で岡山特産の酒造好適米「雄町米」を広くPRする為のイベントが開催されました。

 今年は「雄町米」が誕生して150年目になるそうで、酒米の「山田錦」や「五百万石」のルーツであり、あのアメリカ産中粒種の「カルロース」のご先祖様であるとも言われている「偉い」お米です。

 当日は、岡山から生産者、JA関係者。全国から40社を越える蔵元さん。そして一般のお客様、報道関係者が多数参加されました。私も販売、搗精業者として末席に。
 酒販店の方々、生産者の方、蔵元さん それぞれが熱のこもった「雄町米」への思いを語ってくださいました。
 その話の中で共通していたのは、「山田錦」は汎用性のある米で造り手の個性を出しやすいのに対し、「雄町米」は米自体が「個性的」なので、米の特性を研究して作れば、素晴らしく個性のある酒ができるとの事でした。

 今般清酒が売れない傾向が続いていますが、吟醸酒や純米酒の売上げは落ちていないそうです。その分野を伸ばそうと考える蔵元さんには、この「雄町米」はもってこいの米ではないでしょうか。

 これに関連した話ですが、各産地で酒造好適米の新品種の開発が進み、また各蔵元さんも個性のある米を探し、個性のある酒を造ろうとしています。
 弊社のお取引のある長野県のM酒造さんでも「雄町」の酒を造っていらっしゃいます。また「金紋錦」という米を使った酒造りに取り組んだり、今ではほとんど造られていない酒米「灘錦」の復活にも取り組んでいらっしゃいます。

 全国の蔵元さんが競って個性のある酒を造れば「清酒ブーム」がきっと来る!

 今回の雄町米サミットでは講演会に続く交流会で、各蔵元さんご自慢の吟醸酒、純米酒の試飲が行われました。なんせ65点も出品があり、少しずつ頂くだけですっかりいい気分。
 「親の意見と冷酒は後で効く」という故事を実感しながら、東京の夜は更けてゆきました。
(今夜の忘年会も「雄町」の酒に決定! 2008年12月上旬 片山芳孝 記)

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