2010年5月18日火曜日

「なんで、なんで?」(2010年5月)

良い季節になりました。でも上海万博お客が来ない、欧州でギリシャが破綻、我国では沖縄基地問題で鳩が困ってる、「苦っ苦、苦っ苦・・・」。いろいろありますねえ。


食糧法が一部改正されます。
食料自給率向上の一つの方策として導入される各種の助成制度。
 「用途限定米穀(米粉、飼料等)」には8万円/ha。加工用米には2万円/haの助成金が支給されます。
 この制度の効果や、持続性はとりあえず置くとして・・・。
 今我々原料米業界で問題になっているのは、それらの米穀の副産物(フルイ下玄米、砕米、着色粒)の流通に不可解で実行不可能な制約がかけられたことです。
 生産現場では、一般の主食米とそれらの助成対象米を(副産物も含めて)、厳密に仕分けする必要があります。農家のおっちゃんに出来る?何種類も加工する搗精工場では?
 流通面では、それらの副産物の転売の際には新たな仕向け先、用途変更を明確にする文書が必要になります。供給者と使用者が契約書を交わさなければなりません。
 例え1キロでも用途変更の手続きがなされていない副産物を知らずに購入すれば、善意の第3者であっても社名が公表され、莫大な罰金が科されます。
 おそろしくて、副産物を買ったり使ったりできなくなる。
じゃ、買わなけりゃいいのか?
 捨てるにも燃料にするにも費用がかかります。だいいち今まで食料に加工されていたものを捨てるなんぞ、それこそ資源の無駄遣い。
 「なんで、なんで?」
 お役所の目的は、副産物の主食転用を防ぐためだそうです。
米粉用に造った3等米のフルイ下からは主食用の粒はとれないし、加工用米からの砕米や着色粒を誰が食べますか!百歩譲っても「主食用への転用はしない」旨の文書をとって、自由に流通させれば良いことだと思うのですが・・・。
 蛇足ながら言うと、某加工用米供給団体は国の法律以外に、用途外使用をした者に200円/キロの罰金をとるとの噂もあります。笑止千万!アホかいな!

 原料米(時には副産物も)の使用者であるビールメーカーの話題をひとつ。
 テレビ東京系列で毎週木曜日に放送されている、経済ドキュメンタリードラマ「ルビコンの決断」。出演者は子供ニュースのお父さん役の池上彰さんと、映画「寝ずの番」で抜群の演技を見せた女優の木村佳乃さん。
 4月末の放送は、大ヒットのキリンビール社のビール風味飲料、アルコール分0.00%の「キリンフリー」の開発物語。
 詳しい内容は再放送をご覧いただくとして、新商品開発までの活躍が見ごたえのあるドラマに仕上げられていました。「な~るほど!」「そうなのか!」の連発。まさに「目からウロコ」。
 しかし私(片山)は番組を見てコケてしまいました。その番組の提供スポンサーの1社がなんとなんと「アサヒビール」だったのです。
 「なんで、なんで?」
 「うっそー」「趣味の悪い冗談?」「何かの策略?」ウロコの落ちた目が今度は点になりました。

 もひとつおまけに5月9日の新聞広告からお米の話題を。
 食文館(社名は㈱水晶院)という通販業者がお米を売っています。日経全面広告ですよ。
そのキャッチコピーに恐れ入りました。
 「日本人なら一生に一度は食べておきたい。上質のお米 秋田産の黄金こまち」
 3キロ3900円(送料別、税込み)。なんと10キロ換算13,000円!
 即申込みの電話をしました。愛想のないお姉さんに尋ねたら、あきたこまちじゃなくて新品種なんだって。今月末に届くそうです。
 はたして「目からウロコ」か、「目が点」か?
 結果報告はまたいずれ!

(休肝日は0.00%。不思議なことに飲んだ気になるんだな~! 2010年5月中旬 片山芳孝 記)

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