2010年5月28日金曜日

「キロ1300円の白米!」(2010年5月その2)

4月に引き続き寒い日の多かった5月でした。弊社の合鴨米の委託先の蒜山高原の麓、岡山県真庭郡の旧中和村では最高気温が10度以下の日が続き火燵とストーブが離せないそうです。
 原材料用の22年産の加工米は集荷団体や民間企業が入り乱れて、今や買い手市場だし、その加工米の値下がりや主食米の大幅な値下がりで、原材料用米や増量用の原料となる特定米穀(フルイ下米)の高値は無さそうだし、どんな秋になるのかな~・・・

 前回のこの欄で紹介した、3キロ3900円の「黄金こまち」が到着。早速、頂きました。
 「あきたこまち」らしい適度な粘り、ほどほどの甘さのお米でした。おにぎりにして昼に頂きましたが、冷めたらもう少し粘りがほしいかな・・・。
 「JA全農あきた」と通販会社連名の「品質管理証明書」が添付されていました。
曰く「有機100%肥料で、食味分析とDNA鑑定の自主検査を実施した原料を使用しています。」その他にも「黄金こまちと一緒に食べておきたい料理」のレシピも付いていました。
 日経新聞の広告のコピーが「日本人なら一生に一度は食べておきたい上質のお米」。
1キロ1300円か~! ウーン・・・アイデア次第で米は高く売れるんだな~。
 勉強になりました。
 ちなみに、味度は77点。整粒95.6%、胴割れが3.7%もあったぞ!
精米工場はJA全農秋田県本部でした。

 弊社のCMです。
 この秋に向けて弊社では若干設備の手直しをいたします。
①今年の弊社の主食用白米の出荷は前年より減っていますが、それまではおかげさまで毎年少しずつ伸びておりました。
 現状の精米能力では、ほぼ「いっぱいいっぱい」であること、また量販店向けには作り置きが許されず、設備にトラブルがあった時には、即ご迷惑をお掛けすることになるので、新たに主食米精米設備をもう1ライン設置することとしました。異物除去には、CCDカメラ搭載のガラス選別機を導入します。
②当地岡山県南の主名柄米「アケボノ」は粒はしっかりし、食味も上等なのですが、腹白米が混入するのが玉に瑕。故にフルイ下米にも白いもの(シラタ)の混入が多い。
更に西日本では近年の高温障害で「アケボノ」に限らず白濁米の発生が増えています。
「岡山の米はシラタが多いので使い難いな~」とのご指摘を受けていました。そこで、玄米からも、白米からも「シラタ」を除去する選別ラインを新設することとしました。

 物の売れない時代に大丈夫??? 自問自答しながらもうひと踏んばりだ!
 ご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

≪訂正≫ 下記の通り訂正させて頂きます。ご指摘ありがとうございました。
 ・5月中旬号
 「用途限定米穀」の助成金 8万円/ha → 8万円/10a
 「加工用米」  の助成金 2万円/ha → 2万円/10a
 ・1月号
  駅弁の通で最初に蓋についたご飯を食べるのは、「Wヤングさん」じゃなくて「漫才の島田洋之助・今 喜多代さん」でした。

 若い人はご存知無いだろうけど、「島田洋之助さん」はあの「島田紳助さん」の師匠。
「今 喜多代さん」は「今 いくよ・くるよさん」のお師匠さん。
 昔々、土曜日の午後、吉本のTV放送に間に合うように学校から走って帰ったの、思い出すな~!

(買うべきか買わざるべきか。悩ましいな~。2010年5月末 片山芳孝 記)

寄席跳ねて上野で鰻なんてどう? (江口小春)   2024年 4月

 初夏を思わせる高い気温が続く4月19日、千葉へ行きました。 かつて千葉県の日本酒の蔵元さんには 酒造用(かけ米) に岡山の「 アケボノ 」をたくさん使って頂いていました。  最近では地元千葉県産の米の使用割合が増えており「アケボノ」の出番がほとんど無くなりました。  しかし有難...