昨年7月上旬の西日本豪雨から1年。
被害の大きかった岡山県倉敷市真備町地区(被害の様子が何回も放映されていました)では、350haの田圃が水没もしくは泥や石が入りました。また農業機械もダメージを受け、この地区の稲作の復活は厳しいと思われていました。
しかし生産者の努力で令和元年産は被害田の90%で稲が作付されたそうです。
頭が下がります。
ただ田圃が冨栄養となっており今後の施肥に工夫が必要だそう。同地区の麦の収量は平年の30%増となったそうです。
私(片山)は7月11日から3日間、博多から熊本へ行って参りました。
加工原料米の組合、全国米穀工業の理事会と現物取引会です。
そこで出席者から各地の稲の生育状況をヒヤリングしました。
「正直に 梅雨雷の 一つかな(小林一茶)」
(締めの「熊本ラーメン」やってしまった! 2019年7月中旬 片山芳孝 記)
それによると
・北海道と東北の日本海側、そして北陸は日照、気温とも好調で豊作基調である。
・低温が心配されている東北の太平洋側も実は細いけれどそれほど深刻ではない。
・九州、四国地方は若干遅れているが順調に育っている。
・心配なのは関東地方。
→7月に茨城で晴れたのは1日だけ。また東京の日照時間はたった3時間。関東の雑銘柄の生育が心配され30年産の売り物が姿を消した。
(以上は7月11日現在の情報)
全国的にはこれからの天候次第とは言え、令和元年の米の供給不足は避けられるのでは…。
博多から熊本へ入り、地震の被害から少しずつですが復旧している熊本城を見学しました。今年10月には天守閣が特別公開されるそうです。ここでも復旧に尽力されている方々に敬意を表します。
熊本城の天守閣は黒色。当地の岡山城と同じで親近感を覚えます。岡山城は烏城(うじょう)と呼ばれています。
その夜は海の幸(皿からはみ出す大きなカワハギの煮つけ等々)と熊本の地酒を頂いたあと、ライブハウスを2軒はしご、久々の午前様。熊本ナイトを堪能しましたとサ!(ノンキなことでごめんなさい)
週末とは言え熊本の新市街は人の波。昨夜の博多の中洲ともども九州は元気が良かばい!
梅雨明け間近。今後の好天を祈っています。