うっすらと雪景色のイブイブの朝。そして初氷のイブの朝。今冬一番の厳しい寒さの岡山県南です。日本海側、北日本で豪雪の被害のあった皆様にお見舞いを申し上げます。
日本酒蔵元さんへの酒造用白米の納入が今の時期のわが社のメインの仕事です。
現場の精米工場は正に稼働のピークですが、「年内・年明けの受注」を済ませた営業の私(片山)は例年なら仕事が一段落する12月に、今年は下旬になっても連日蔵元さん、杜氏さんから何らかのご相談、ご注文を頂いております。
人の流れが戻ってきた今、この3年間お酒を造れず在庫に不安を抱える蔵元さん。
またなにか新しい取組を始めた蔵元さん。
私の感想ですが「家飲みするならちょいと良いお酒、純米酒や吟醸酒を」と考える酒飲みが増え、今まで売れなかったその種の酒への注文が蔵元さんに増えているのでしょうか。
毎年恒例の12月の人間ドックも今年はパスしました。
嬉しい悲鳴と言っていいのかな~?
広島と言えばお好み焼き、香川と言えばうどん。
さて当地岡山をイメージする食べ物は?
地元の人間は「鰆(さわら)があるが!」ということになりますが、ちょっとインパクトが弱い。
そこで「晴れの国 岡山」として「晴れの寿司」を岡山の名物にしようという運動が進んでいます。
江戸時代の岡山藩では「食膳は一汁一菜とする」という「倹約令」が発布されていました。
それに対して庶民が「ご飯の上に乗せても一菜は一菜」と、ご飯の上に魚や野菜を乗せて作った「ばら寿司」が元になっています。
味をつけたり、具材を混ぜ込んだすし飯の上に瀬戸内海の魚介、さわら・タコ・エビ・アナゴ・ママカリ…。そして晴れの国の農産物、タケノコ・レンコン・山菜…。
まずはこれらの「具」を肴に地元岡山の酒米「雄町」や「朝日米」で醸された地酒を楽しんで、ほろ酔いの後には「朝日米のすし飯」を食べていただくという企画です。
「岡山晴れの寿司」良いんじゃないの!
岡山の居酒屋、割烹やランチのお店などで気軽に美味しく食してもらえ「岡山と言えば晴れの寿司」となってほしいものです。
2022年もあと一週間。ロシアのウクライナ侵攻に始まり、とんでもない円安も一因となった燃料や食品価格の高騰、年末に俄かに示された「安全保障問題」「原発の再稼働容認問題」、そして収まらないコロナ禍等々、辛いニュースが多かった年でした。
一方北京オリ、パラでの日本人選手の大躍進。大リーグ大谷選手やヤクルトの村上選手の偉業。そしてサッカーワールドカップの日本チームが起こした奇跡的な勝利。それはそれで嬉しいのですが、明るい話がスポーツの事しかないのはちょっと寂しいかな。
蛇足ながらJ2ファジアーノ岡山は3位でした(拍手!)
2023年は日本全国で明るい話題が溢れますように!
そして「やったりとったり」の宴会ができる日が戻りますように!
2023年、令和5年の皆様のご健勝をお祈りします。良いお年をお迎えください。
「めざましに せめられている 二日酔い (五代目 立川談志)」
(2022年12月 クリスマスイブ 片山芳孝 記)