(大曲花火ツアーvol.2)
8月27日 花火の夜の宿は果樹園に囲まれた「ゆっぷる」。
花火の興奮が治まらぬ翌朝は出羽富士と呼ばれる鳥海山を遠くに見ながらのウオーキング。
桃(川中島)の収穫作業中の農家のご夫妻としばらくお話しさせていただきました。
「私岡山から来ました。岡山も桃が有名ですよ」などと盛り上がった会話の後、採りたての桃を2個頂戴しました。
帰岡後頂きましたが甘みと硬めの触感は予想以上の美味しさでした。ご馳走様でした!
朝風呂の後、今度は一路東へ、東北横断。途中 盛岡に寄り道して(わんこそ食べたかったなぁ)、太平洋に面した岩手県の宮古市へ。
今回の旅のもう一つのお楽しみ、NHK朝ドラ「あまちゃん」で有名になった「三陸鉄道リアス線」に乗車し鉄の町 釜石へ向かいます。
乗車時間約80分の車窓からは港や海岸が見えます。
ところがどこも高さ10メートルほどの防潮堤で海が見えない。なんだか悲しくなりました。
釜石駅前のホテルへチェックイン。
あっ!今日は日曜日。駅周辺の飲食店は軒並みお休み。何軒か電話して探し当てたのが「鬼灯(ホウヅキ)」。おかみさんが一人で切り盛りしている。
期待したウニ、岩牡蠣、ホヤはシーズンオフ。残念!!
それならおまかせの刺身を注文。
出たー!大皿にマグロ(赤身、中トロ、大トロ)、アジ、太刀魚、タコ…大盛。
どれも素晴らしく美味い!二人で食べきれるか?心配ご無用!だけど刺身だけで腹いっぱいになっちゃた。
地酒の浜千鳥のぬる燗が進んだのは言うまでもありません。
カウンター隣のおじさんとの会話(時に下ネタ)も楽しく釜石の夜はふけたのであります。
8月28日 早朝から店開きしている駅前の市場で冷凍の塩ウニ、ホヤと地酒をゲット。
新花巻の駅弁で東京行の「やまびこ」は居酒屋新幹線(備前焼のぐい飲みを持参しています)。
上野に一泊後、年明けから計画した4泊5日の「花火&三陸鉄道リアス線」の楽しい思い出いっぱいに帰岡。
「感動、感激、感謝」三感王の東北の旅でありました。
あー楽しかった!
あれ米の話が全くないぞ。秋田の良く実った田圃を見て「岡山の稲より背が低いね」とはわが家の奥方の感想でした(これだけか!)。
そうだ!山手線でツエついて立っていたら生まれて初めて席を譲っていただきました。
美人のお嬢さんありがとう!これまた嬉しい思い出です。
「花火消え元の闇ではなくなりし (稲畑汀子)」
(思えば遠くへ来たもんだ! 2023年9月下旬 片山芳孝 記)