2005年3月3日木曜日

「再び食糧自給率について」

今回の文章に関して 当サイトの「旨味談義」もご参照ください。
 2月2日の衆議院予算委員会で、わが国の食糧自給率の低さが改めて議論され、小泉首相は「自給率の向上を最重要課題として、政府を挙げて取り組む」と名言しましたが、具体策となると???です。
 そればかりか、2月18日に農水省は、カロリーベースの自給率の目標を、それまでの「2010年に45%」と5年間も先送りすると発表しました。今のわが国のカロリーベースの自給率は40%しかありません。
 カロリーベースの自給率が50%を割り込んでいるのは先進12ヶ国では日本だけです。

覚えていますか?
 1973~74年頃(昭和48-49年)、石油ショックでトイレットペーパーが店頭から消えたと、ほぼ同時期に、豆腐の値段が一挙に倍になりました。
 これはアメリカの穀物が大不作になり、日本への輸出契約があったにもかかわらず、当時のニクソン大統領が、大豆の輸出を禁止したためです。
(今のブッシュは狂牛病で肉の輸出ができないので、肉損大統領??)(笑)

 また、1980年頃、ソ連がアフガニスタンへ侵攻したことへの制裁措置として、アメリカを始め多くの国が、もちろん日本も、モスクワオリンピックへの参加を中止しました。
 同時に、後のノーベル平和賞受賞者、当時のカーター大統領はソ連への穀物輸出を禁止しました。
 この2例でわかるように食糧は強力な武器になりえるのです。

日本の穀物自給率は 飢餓国ナミビアなみ。
 さらに、穀物だけに限ればわが国の自給率は、何と27%。これは世界173ヶ国中で124番目! ちなみに125番目は飢餓で有名?になったナミビア国。
 日本は年間約3000万トンもの穀物を世界中から輸入しています。

自給率 40%が何を意味するか。
 極論すれば 何か事が起こって食糧の輸入が止まったときには、「日本の国民の40%しか生き残れない」ということです。

「食糧自給率」の問題はもっともっと国を挙げて議論されるべきだと、常々思っています。

~今回はちょっとマジでした~

(岡山市内の西川緑道公園でうぐいすの声が聞こえ、梅がほころび始めた ひな祭りの頃 片山芳孝 記)

(ライスビジネス 2月7日号を参考にさせていただきました。)

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