2013年10月28日月曜日

「ウンカの如く」(2013年10月)

 西日本では「トビイロウンカ(秋ウンカ)」の虫害により、中生以降の稲が「壊滅的(岡山県南の弊社の契約農家)」な被害が出ています。壊滅的は大げさですが相当な減収になるのは間違いのないところです。
 ネットの情報によると、ウンカは特にハイブリッド米(一代雑種=F1)を好み、ハイブリッド米の作付の多い、中国南部やベトナム北部に多く発生するそうです。そいつが風(偏西風?台風?)に乗り日本へ飛来。稲の茎から養分を吸い取り、取りつかれた稲は完全に枯れてしまい、その被害は地区一帯の収量に大きな影響を及ぼします。
 古く「享保の大飢饉」や「天保の大飢饉」もウンカによるものとの推測もあるそうです。
 岡山県西部で「ウンカが出てる」と言われ始めたのはたった3週間ほど前の9月末頃。そこからあっという間に広がり、今では県南一帯に大きな被害が出ています、今のところ「ヒノヒカリ、山田錦、雄町」に多く見られますが、晩生の「アケボノ」に被害が広がるのも時間の問題か?あるJA関係者は30年振りの大事件だと諦め顔!西日本では米は大幅な減収必至となっています。

 一方で米余りの状況は深刻で、全米販の需給見通しでは、2014年10月末の在庫が102万トンに達するとのことです。8月ごろの新米(特に関東)のスタートが安すぎた反動もあるのでしょうが、全国的に米価は底を打って、やや値上がり気味です。我が岡山では稲刈り前から気配値がジンワリ値上がりしています。
 でも100万トンも在庫ができるのです。「慌てるなんとかはもらいが少ない」のことわざ通りここはジックリ構えたいものです。

 ところでこの深刻なウンカの被害なのですが、若い卸の担当者や量販店のバイヤーは「ウンカって何??」なんと関係者でもウンカを知らない人が入る。これはちょいと驚き!我社の米の担当も知らない者がいた。「ウンカの如く押し寄せる」という言葉があるだろう、と言ってもその言葉も知らない。ま、これは個人の国語力の問題かも…(ああ恥ずかし!)。

 先月お知らせした「雄町サミットin岡山」が何と500人を超える来場者で賑々しく開催されました。私も一応スタッフとして会場にいたのですが、専ら飲み役。「やっぱり雄町の酒が日本一!山田錦より旨い!」などと、おだを上げておりました(彼はこの言葉も知らんだろうな…)。その上当地で有名な美人アナウンサーの森田恵子さん、また司会をしてくださったTSCの美人アナウンサー中島有香さんとツーショット写真ですっかりご機嫌。酔態を晒してしまいました(ああ恥ずかし!)。
 しかしその雄町米もやっぱり足らない。一年後の「雄町の酒」の運命や如何に?
 米穀業界では史上最大の米表示偽造問題が起きてしまいました。なんとイオン社が販売した4477万食に偽装米が混入されていたとのことです。正に厚顔の限りです。もちろん弊社は問題の業者とは一切関わりはございません。
 業界全体が襟を正し、米の流通を考え直す時だと思います。生産者から最終ユーザーまで「適正価格」を意識し、国産米を守っていければいいな、と思います。

 我社では8月の原材料米ラインの色彩選別機の更新に続き、主食米ラインの異物除去設備も更新。一層安心してお買い上げいただけるようになりました。

 美味しい新米、おいしい新酒の季節です。日本人ならやっぱりお米。主食米、原材料米ともぜひ安心安全な国産米をお買い上げのほど。
(ようやく涼しくなりハイビスカスが咲きだした 2013年10月下旬 片山芳孝 記)

「風流だなぁ~ 2018年11月」

 当地岡山県南は古くは二毛作地帯で、麦あとの田圃が沢山ありました、今でも一部で ビール麦(A社向け)が耕作されています。  その麦作と温暖な気候の関係で全体的に稲作作業が遅く、晩生種の稲刈りは10年ほど前までは「文化の日」がピークでした。      しかし昨今では晩生種の...