当地岡山は6月4日に梅雨入り。入梅とは良く言ったもので、丁度その頃に梅の実を沢山頂きました。我家では梅干しでも梅酒でもなく「梅ジュース」を仕込みます。
沖縄県石垣島の新米が発売されています。岡山県南では現在(6月13日)田植えの準備が進んでいます。適当に降雨があり、直播の田圃も田植え待ちの田圃も水が張られ良い感じになっています。鷺が餌をついばみ、上空にはツバメが飛び回っています。
新米価格は某集荷団体の当初の思惑より上げ幅は抑えられそうですが値上げムード。現物のスポット価格も高止まりです。今後28年産米の白米値上げ交渉が今から心配。消費税率上げの延期による税収ダウンは米市場に直接関係は無いとはいえ、(税)金食い虫の飼料米の行く末はどうなるのかなあ?
ここからは米とは関係の無い話です。
岡山駅から東へ徒歩7~8分に「岡ビル市場」があります。かつては岡山市民の台所として賑わったのですが、市中心部の人口減少や郊外の大型店や近くのミニスーパー等の影響で残念ながらシャッター市場になりつつあります。
魚屋ひとつとっても4~5軒が対面販売はもちろん、市内の料飲店向けに大活躍でしたが、現在はたった2軒。しかし今でも魚屋、八百屋、荒物屋、総菜屋など頑張っているお店があります。店の刺身でセルフ海鮮丼を提供する魚屋もあります。スーパーより少し高くても魚や青果は品が違います。「今日はこれがお勧め!」という会話も残っていますよ。
その岡ビル内と周辺では空き店を使って若者が飲食店を出店しています。この半年でもインド家庭料理、ハンバーガーショップ、セルフうどん、カウンターだけの居酒屋…。それぞれの店は手造り感がいっぱい。人の流れが変わるにはまだ時間がかかりそうですが…。
私(片山)は朝夕岡ビルの前を徒歩で、車で通っています。
そこで思い出したのが、沖縄那覇の国際通りの北端の安里にある「栄町市場商店街」。豚肉屋、魚屋、八百屋、沖縄ムードたっぷりの市場です。近くの「牧志公設市場」は有名で、昔も今も地元の人達や観光客でいっぱいですが、この栄町市場は、私が沖縄に通い始めた20数年前は昼間でも人通りの少ない寂しい市場でした。
しかしこの数年、やはり若者が空き店を利用し間口2間程度のカフェや沖縄料理店を次々に開店。通路にテーブルを置いただけの店?屋台?もある。チャンプル文化の沖縄らしく何でもアリ状態です。
また市場の「おばあ達」のその名も「おばあラッパーズ」というバンドを中心に音楽イベントを開催したり、ホームページで情報を発信したりで次第に客足が増え、イベントのある週末はビール片手に「押すな押すな」状態。
こんな賑わいが昼間の集客にも繋がっているように感じます。
愛する岡ビル(だけでなく日本中のシャッター市場)にも何らかのヒントになるのでは?
米の業界でも世代交代が進んでいます。若者の考えと行動力で変革しないとなんの商売も立ち行かなくなると思う今日この頃であります。
今から50数年前、母親と手をつないで出かけた小さな市場をふと思い出しました。チューブに入った半生状のチョコレート、新聞紙に包まれた揚げたてのコロッケ。美味かったなあ!
しあわせな 梅干し富士の山へ来る(岸本水府)
(2016年 6月中旬 片山芳孝 記)
2016年6月17日金曜日
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