新しい令和の時代にふさわしくうるわしい5月です。
我社の庭先では平成最後の4月初めに帰ってきた「つばめ」が例年より長い間卵を抱いていました。令和になって孵化し今は「つばめの子」が親鳥と一緒に飛び回っています。でもまだ自分でエサはとれないらしく親鳥にねだっています。
石川県ではつばめの確認数が約50年間でおよそ四分の一にまで減っているそうです(5月22日の山陽新聞の記事)。
毎年帰って来てくれてスーイスイと飛び回る姿を見ると嬉しい気持ちになりますね。
当地岡山、5月3日の憲法記念日は清々しい青空の一日でした。
私(片山)はその朝ふと思い立って、岡山から県北に向かうJRの各駅停車で岡山県第3の市「津山」へ出かけました。約60キロメートル、車窓に続く旭川の景色を愛でながらの1時間半の汽車の旅です。
元々の目的は車内での読書でしたが、のんびりと旭川の流れを見ていると結局一頁も読むことができませんでした。
津山は森氏から松平氏の城下町で市内各所に江戸時代の古い町並が残っています。
駅前で自転車を借りて町をサイクリング。
「国の重要伝統的建造物群保存地区」に選定されている「城東町並保存地区」は今でも麹屋、豆腐屋などが残る1200メートルも続く町人町です。寅さんの映画のロケ地にもなりました。
そこからは相当なアップダウンを時々は自転車を押しながら、津山で有名な「北天饅頭」を求め(50個も買っちゃった!)、そして明暦年間に造られた旧津山藩別邸庭園「衆楽園」でゆったりとした時間を過ごしました。
帰りの車内では駅前の観光案内所売店で求めた地ビール「作州津山ビール」でほっこり。
やはり読書できず!
JRの車窓から見える田圃は、県南では「田起こし」が始まっており、北上するにつれて「代掻き」や「あぜの草刈り」が、そして一か所だけですが田植えの用意がされているところも見えました。
「まるでご隠居さんやねぇ」とからかわれながらものんびりとした良い休日でした、
米の世界では政府は令和元年産備蓄米の買入価格を前年より60キロあたり800~900円
高く設定し、また生産者とのひも付きが無くても応札ができるようにルールを変更しました。
ただし5年連続の値上がりによる需要減が起こり、今秋の作柄が平年並み以上であれば供給量が増え、米余りを予測する向きもあります。またまた気の抜けない一年となりそうです。
つばめと言えば我がタイガースは昨日までのスワローズとの3連戦で3たて勝利!今秋の美酒を楽しみにしている今日この頃であります。
ノンビリとした各駅停車の旅、おすすめですよ!
「つばめの子 ひるがへること 覚えけり(阿部みどり女)」
(5月末なのに真夏日? 2019年5月下旬 片山芳孝 記)