2014年11月28日金曜日

「今日もねぶそくだああ」(2014年11月その2)

11月22日夜、長野県北部で大きな地震がありました。映像では倒壊した家屋が見られましたが、住民の方達の助け合いの結果なくなった方はゼロだそうです。何よりです。被災された方に心よりお見舞い申し上げます。

 地震の起きた時刻、私(片山)は故高倉 健さんの映画「駅STATION」を観ていました。11月10日に亡くなった健さんの追悼番組が連日放送されています。観はじめたら最後まで観てしまい、このところ寝不足気味。岡山駅近くの「東映」で健さんの「網走番外地シリーズ」を今でいうレイトショウで深夜観ていたのが紅顔の高校生の頃。映画の帰りに近くの「丸福」という店で中華そばを食べたのを覚えています(「東映」も「丸福」も同年輩の岡山県人には懐かしい名前なのでは…)。

 賠償千恵子さん、大原麗子さん、いしだあゆみさん、田中裕子さん、共演した女優さんも素敵な方ばかり。藤純子さんはどうだったかな?健さんのご冥福をお祈りします。

 この数年日本酒の業界では吟醸酒、純米吟醸酒の出荷量が毎年10%前後伸びています。例の山口の蔵元さんの好影響もあるのかも…。そのおかげもあって弊社の酒米高精白部門は11月初めから満杯状態。既に年内の出荷予定はほぼ埋まっており一部のお客様にはご迷惑をおかけしております。先日、灘の大手の蔵元さんも「低価格酒を減らし特定名称酒その中でも純米や吟醸を増やす」とおっしゃっていました。

 1980年代後半から1990年代にかけて確かにあった「吟醸酒ブーム」を、日本酒業界は値上げをしたり、まがい物に近い酒を売り出したり自ら一時的なものにしてしまいました。今度こそ今の流れをしっかりと根付かせることができれば良いなと思います。

 吟醸酒以外にも発泡性の酒や、酸度を高めたフルボディタイプの酒の開発、また地元産、の米にこだわる等、業界あげて日本酒の復権に努めています。先日入手した「マッサン」の生家広島県竹原市の竹鶴酒造の純米酒の原料は「広島産の雄町(65%精米)」で、しっかりとした辛口で、ぬる燗で頂きました。

 本家本元「岡山の雄町」には引き続き全国から引合いを頂いています。有難い事です。弊社も各地の酒造好適米の紹介や、精米の分野で微力ながらお役にたてればと思っております。

 岡山駅前では12月早々、「イオン」が開業。交通渋滞等市民生活への影響も少なからずあるでしょうが、経済効果に期待しています。

 今年もあと1カ月。風邪や不景気に負けないように!!

  (なんで今、衆議院解散? 2014年11月下旬 片山芳孝 記)

寄席跳ねて上野で鰻なんてどう? (江口小春)   2024年 4月

 初夏を思わせる高い気温が続く4月19日、千葉へ行きました。 かつて千葉県の日本酒の蔵元さんには 酒造用(かけ米) に岡山の「 アケボノ 」をたくさん使って頂いていました。  最近では地元千葉県産の米の使用割合が増えており「アケボノ」の出番がほとんど無くなりました。  しかし有難...