2016年6月17日金曜日

入梅 2016年 6月

 当地岡山は6月4日に梅雨入り。入梅とは良く言ったもので、丁度その頃に梅の実を沢山頂きました。我家では梅干しでも梅酒でもなく「梅ジュース」を仕込みます。

 沖縄県石垣島の新米が発売されています。岡山県南では現在(6月13日)田植えの準備が進んでいます。適当に降雨があり、直播の田圃も田植え待ちの田圃も水が張られ良い感じになっています。鷺が餌をついばみ、上空にはツバメが飛び回っています。

 新米価格は某集荷団体の当初の思惑より上げ幅は抑えられそうですが値上げムード。現物のスポット価格も高止まりです。今後28年産米の白米値上げ交渉が今から心配。消費税率上げの延期による税収ダウンは米市場に直接関係は無いとはいえ、(税)金食い虫の飼料米の行く末はどうなるのかなあ?

 ここからは米とは関係の無い話です。

 岡山駅から東へ徒歩7~8分に「岡ビル市場」があります。かつては岡山市民の台所として賑わったのですが、市中心部の人口減少や郊外の大型店や近くのミニスーパー等の影響で残念ながらシャッター市場になりつつあります。

魚屋ひとつとっても4~5軒が対面販売はもちろん、市内の料飲店向けに大活躍でしたが、現在はたった2軒。しかし今でも魚屋、八百屋、荒物屋、総菜屋など頑張っているお店があります。店の刺身でセルフ海鮮丼を提供する魚屋もあります。スーパーより少し高くても魚や青果は品が違います。「今日はこれがお勧め!」という会話も残っていますよ。

 その岡ビル内と周辺では空き店を使って若者が飲食店を出店しています。この半年でもインド家庭料理、ハンバーガーショップ、セルフうどん、カウンターだけの居酒屋…。それぞれの店は手造り感がいっぱい。人の流れが変わるにはまだ時間がかかりそうですが…。

 私(片山)は朝夕岡ビルの前を徒歩で、車で通っています。

そこで思い出したのが、沖縄那覇の国際通りの北端の安里にある「栄町市場商店街」。豚肉屋、魚屋、八百屋、沖縄ムードたっぷりの市場です。近くの「牧志公設市場」は有名で、昔も今も地元の人達や観光客でいっぱいですが、この栄町市場は、私が沖縄に通い始めた20数年前は昼間でも人通りの少ない寂しい市場でした。

しかしこの数年、やはり若者が空き店を利用し間口2間程度のカフェや沖縄料理店を次々に開店。通路にテーブルを置いただけの店?屋台?もある。チャンプル文化の沖縄らしく何でもアリ状態です。

また市場の「おばあ達」のその名も「おばあラッパーズ」というバンドを中心に音楽イベントを開催したり、ホームページで情報を発信したりで次第に客足が増え、イベントのある週末はビール片手に「押すな押すな」状態。

こんな賑わいが昼間の集客にも繋がっているように感じます。

 愛する岡ビル(だけでなく日本中のシャッター市場)にも何らかのヒントになるのでは?

米の業界でも世代交代が進んでいます。若者の考えと行動力で変革しないとなんの商売も立ち行かなくなると思う今日この頃であります。

今から50数年前、母親と手をつないで出かけた小さな市場をふと思い出しました。チューブに入った半生状のチョコレート、新聞紙に包まれた揚げたてのコロッケ。美味かったなあ!

しあわせな 梅干し富士の山へ来る(岸本水府)

(2016年 6月中旬 片山芳孝 記)

2016年5月13日金曜日

ちどり足! 2016年5月

 熊本大地震から1カ月。まだ1万人以上の方が避難生活をされています。熊本城は石垣が壊れ崩壊寸前の櫓も。被災された方々にあらためてお見舞い申し上げます。

 当地岡山県南ではここ数日朝晩はヒンヤリし、昼間は25℃超えの夏日が続いています。また適当に降雨があり稲作にとってはとても快適なコンディション。

 また発生が予想されるラニーニャの影響で、夏の高温が予測されています。

28年産は平年作以上になる予感が…。

 それに対し27年産米の現物は売り物が少なく枯渇状態。某集荷団体は相対価格を一部上向き改訂しており、28年産米も値上げをする気満々のようです!

 米価高騰による需要の減退と豊作により米価下落と言うシナリオは無いのだろうか?

 先日、広島県北部の八幡高原にある「あるぺん屋」さんという民宿からドブロク用の精米の注文を頂きました。標高800メートルに位置し、道東と同じ気候で冬は積雪1メートル、ちょうど今頃桜が咲いているそうな。海もいいけど高原の爽やかな空気の下でドブロクもいいなあ!

 先週末岡山では楽しい酔払いイベントが開催されました。

 5月14日には岡山の名勝「後楽園」でキリンビール岡山工場製造の「一番搾り岡山づくり(岡山の雄町米を使用)」を楽しむ会が。抜けるような青空の下、雄大な岡山城を眺めながら出来立ての生ビールを堪能しました。昼酒は効くなあ~。

「後楽園」では5月31日(火)まで夜間(21時まで)に開園され「幻想庭園」というイベントが開催されています。園内各所や岡山城がライトアップされそれはそれは素敵です。そこでもビールや地酒が楽しめますよ。(幻想庭園のホームページ参照ください。)

 そして翌15日には岡山市内で「日本酒めぐり ちどりあし岡山」が開催されました。岡山駅近くの20数店の料理屋さん1店に1社、県内の蔵元さんが自慢の日本酒を提供。

事前にパスポート(1000円)を購入し、ワンコイン(500円)で地元の食材と地酒を楽しむイベントです。

若い女性のグループやカップルが、各店に行列を作っていました。

 私(片山)もカミさんと二人で5軒はしご。まさに「ちどりあし」でありました。おそらく来年も開催されますので、その時はご案内します。

 弊社では28年産の酒蔵好適米、雄町、山田錦、五百万石、八反錦等の予約を受けさせて頂いております。玄米30キロから、精米は200キロから承ります。

玄米の種類、状況に寄りますが20%精米30%精米も可能でございます。よろしくお願いします。

 また一つ 増えて嬉しい 鯉のぼり(志ん生)

(2016年5月中旬 片山芳孝 記)

2016年4月16日土曜日

野山はパステルカラー! 2016年4月

 4月14日から15日にかけて熊本市周辺で震度7という大きな地震がありました。被災された方に心よりお見舞い申し上げます。

 当地岡山県南では八重桜が重そうな濃いピンクの花を沢山つけています。
事務所脇に3月に植樹した桜の一種「天の川」も白い花が開き始めました。
また弊社の隣の田圃では淡いピンクのレンゲが咲いています。
岡山市南部では大麦(ビール麦)が緑も鮮やかにグングン大きくなっています。
岡山県のビール麦は、ビールの醸造組合の取決めで全てAビールと契約されています(ちょっと残念!)。

 一方のキリンビール岡山工場では、昨年に引き続き岡山特産の「雄町米」を使った「一番搾り岡山づくり」を5月に、そして7月には広島県産米を使った「一番搾り広島づくり」を製造・販売します。

ビール造りの名人、岡山工場のI醸造長が醸す一番搾りが今から待ち遠しいところです。

 米の市場はこの1カ月で様変わり!

27年産米が平年作以下であったところに加え、飼料米や流行りのふるさと納税返礼米で供給量が減少。さらに政府・全農の高値誘導策の効果がありすぎて、米も特定米穀(フルイ下米)も高騰しています。
特に特定米穀は国産米では代替品が少ないだけに困った秋になりそうです。

主食米も原材料米も外国産米の出番がやってくるのかな。

 国税庁の資料によると平成27年に日本酒の輸出を手掛けているのは全国で約665蔵。そして27年1~12月の日本酒の輸出は合計で前年比122%となっているそうです。

そこで伸びているのが吟醸酒クラスなのか普通酒クラスなのかわかりませんが、弊社は日本酒蔵元さんの応援団として「美味し酒づくり」のお手伝いをさせて頂きます。

 岡山の雄町、山田錦、広島の八反錦、千本錦。それ以外にも五百万石、美山錦などの酒造米をお引き合い下さい。

  熊本周辺ではこれからも余震が続くとの予測。これ以上被害が広がりませんようにお祈り申し上げます。

  行く空に 桜の花が あれば良し(三波春夫)

(2016年4月中旬 片山芳孝 記)

2016年3月20日日曜日

春爛漫 2016年3月

3月も最終週となり花の便りが聞こえてきました。

北海道新幹線開通に沸く、東北・北海道はまだ1カ月も先の事でしょうが、当地岡山ではあと1週間もすると百花繚乱の素敵な季節となります。

私(片山)の早朝ウオーキングコースの岡山市内中心部にある西川緑道公園ではコブシに梅そしてほころび始めた桜が同時に咲いています。

また通勤途中の旭川の土手では近所のジジ・ババが土筆採り。久しく口にしていませんが卵とじにした土筆の苦みも乙なもの。

 世界では米国の大統領選候補の指名争いの真最中。欧州で続発する爆破テロ。我国の隣国の無謀な振舞は語るのも嫌になる。きな臭い話が多い中で米国とキューバの国交正常化は嬉しいニュースですね。

 我国でも強烈すぎる指導者の下、ゼロ金利に、円高。また消費税の10%への引き上げが見直される可能性もあるとか。

18歳に選挙年齢が引き下げられた最初の国政選挙が衆参同時になるとの噂も。

沖縄の基地問題も先送り。見え透いた懐柔政策が嫌な感じだなぁ。

 27年産の酒造好適米の検査数量(3月22日発表)が全酒米で105900トン。

 26年比119.6%、25年比141.1%。

昨年3月のこの欄で、余った酒米は12月25日のクリスマスケーキよりたちが悪い、と書きました。産地によっては叩き売りがあったとか。生産者、流通業者そして蔵元さんが良く話し合いをしないと危険です。

 忘年会も新年会も出来ない我社では3月18日に地元のホテルで「27年産米お疲れさん会」を催しました。今回も社員100%参加。嬉しいことです。

今回は例の雄町20%精米純米大吟醸酒「天下至聖」を全員で利き酒しました。あらら!たった1カ月で更に熟成が進みどんどん素晴らしい酒になっていますよ。
 28年産では若干ではありますが、高精米に適した雄町米を増産してもらいます。
ご興味のある蔵元さんは是非ご一報ください。

 花見の季節ですが「乗るなら飲むな、飲んだら乗るな!」。

酒飲みの皆さん、飲みすぎにご注意を!

(実は 雄町米は食べても美味い! 2016年3月下旬 片山芳孝 記)

2016年2月29日月曜日

どうする、どうする! 2016年2月

今日は4年に一度のうるう年の2月29日。

マイナス金利?

日経平均株価 15000円 割れ!

円高 112円台!

預金金利は限りなくゼロ!

これで日本の景気は良くなるのかな~?

備前平野に春を告げると言われる西大寺会陽=裸祭りも無事終わりました。朝のウオーキングでは岡山市内の西川緑道公園のサツキに花芽がついているのを発見!(早すぎないか?)。鶯の声も聞こえたような?でも気温は相変らず乱高下!

2月19日に「雄町20%精米 純米大吟醸酒を飲む会」岡山バージョンを開催しました。やっぱり美味い!盛り上がった参加メンバーの数名は4次会まで行ったそうな!

今回は蔵元の工場長にもご参加いただき醸造の苦労話をお聞きしました。27年産の20%精米の雄町も仕込みが終了したところだそうです。

27年産米では「20%精米ができるなら」という事で、山田錦で30%精米のご注文を2軒の蔵元さんから頂き納入しました。この秋の酒の出来がますます楽しみです。

うるう年と言えば、「オリンピック・パラリンピック」。

サッカー男子のオリンピックチームでは地元J2ファジアーノ岡山の矢島、豊川両選手が大活躍しました(ことしのファジアーノには現役と元の全日本メンバーが5人もいる。期待できるぞ!)。

女子マラソンでは代表には決まっていませんが福士選手が好記録で優勝。オリンピックであの飛切りの笑顔が見たいものです。

その他のスポーツでも日本人女性が大活躍!

 スキージャンプ女子ワールドカップでは高梨沙羅選手が17戦中なんと14勝! 笑顔の素敵な可愛いお嬢さん。小柄な体のどこにあんな力が秘められているのかなあ。

 昨日の東京マラソンの車椅子女子の部では世界記録保持者の土田和歌子さんが優勝。素敵ですね!!

頑張れニッポン!

 スポーツだけでなく日本の経済も頑張れ!!

(今年の米の作柄も心配! 2016年2月末 片山芳孝 記)

2016年1月25日月曜日

今年もよろしく! 2016年1月

遅ればせながら今年もよろしくお願いします。

年明け早々から値下がり幅3000円を超える超株安となりました。毎朝日経の株価欄を見るのが辛い今日この頃です(涙)。我国の景気の先行きに不安がいっぱいです…。

1月23~25日は当地でも最低気温がマイナス3―4度とかつてない寒さでした。幸い岡山県南ではうっすら雪化粧となっただけでしたが、中国地方西部や北部九州では今日(1月25日)も降り続いているそうです。またなんと沖縄の宜野湾や名護でも23日にはみぞれが降ったとか。被害のあった皆様にはお見舞い申し上げます。

弊社では昨年秋から稼働している「小ロット醸造精米機」で精米機メーカーご担当者のご指導の下1月5日から「岡山雄町の20%精米」にトライし完成しました。弊社の若いスタッフが一生懸命、研究、努力してくれた事に感謝しています。いわゆる「真正歩留り」も上々で、今後はこの20%精米を原料とし岡山市内の宮下酒造様で純米大吟醸酒を仕込んで頂く予定です。今秋の出来上がりが楽しみです。

26年産の雄町20%精米で同社が醸した「純米大吟醸 天下至聖(てんかのしせい)を飲む会」を1月22日に広島県西条の居酒屋に関係者10余名の参加を頂き開催いたしました。なにせ限定販売酒につき4合瓶がたった1本。ほんの味見程度でしたが、全員が飛び切りの笑顔となる利き酒会となりました。「片山の熱意がこのような美酒を生んだんだ」というお褒めの言葉を頂きただただ感激!

利き酒の後は地元西条の地酒を堪能しあっと言う間に懇親会はお開きとなりました。 2月には岡山でも同様の会を催す予定です。

高精米に適した雄町の玄米の育成から、搗精、醸造そして農商工連携事業認定までご尽力いただいた関係各位に改めて御礼申し上げます。

ただ弊社はあくまで黒子。酒造好適米の増産、そして美味し酒造りのお手伝いをさせて頂ければ幸いです。

全国の蔵元様には、山田錦をはじめ雄町以外での酒造好適米でも精米歩合35%より白い精米の、もちろん20%も、ご注文があればお申し付けください。若いスタッフが丁寧に対応させて頂きます。(玄米の状態により承りかねる場合もございます。) 今回はPRばかりで失礼いたしました。

いやあやっぱり日本酒が良いですね!

今は北極の寒気が北米と東アジアに流れ込みやすい状況だそうです。今後もまだまだ寒さに油断できません。皆様くれぐれもご自愛ください。

(急遽購入したスノーブーツ出番なし。2016年1月下旬 片山芳孝 記)

2015年12月21日月曜日

わかりません。(2015年12月)

アメリカはゼロ金利を解除し利上げに踏み切るそうです。一方我国はさらに金融緩和を強化するそうです。また世界の経済に大きな影響のある原油価格(WTI)は最新(12月18日)では1バレル34ドル台と大きく値下がりしています。これらが我国の景気にどのような影響を及ぼすのか、わかりません!

 ややこしいのが軽減税率。同じ食品でもあれは○、これは×。連日マスコミで報道されています。一応、米は対象になっていますが、加工用途米はどうなるのでしょう?

 その加工用途米のお客様である日本酒業界での原料米の使用状況は、25年産米と26年産米は243千トンと同数でしたが、内訳には大きな変化がありました。

吟醸酒はじめ高価格帯酒の伸びに伴い、酒造好適米(雄町、山田錦等)は増加。一方、一般酒・低価格酒が振るわないことから、主食用米・その他米(ふるい下米等)は減少しています。

 弊社でもおかげさまで好適米の販売量はここ数年は前年を上回っていますが、全国の好適米産地では27年産米で予想通りうるち米からの転作が進み、相当量の売り残しが出ているようです。

 2015年の日本酒の課税数量は4月、6月、7月、9月と前年を上回っており1-9月までの累計は前年比99.1%(前前年比97.7%)となっています。前年を下回っていないのは吟醸酒、純米酒が伸びているおかげです。

しかし今後も高価格帯酒がドンドン伸び続けるとは考え難く、生産者には生産計画に対しJAなり酒米流通業者のある程度の指導が必要なのでは?(と言っても生産者は他人の意見に耳を貸さない人が多いんだけれど…)。

 毎年恒例の、日本漢字能力検定協会による今年の世相を表す漢字は「安」が一位となりました。辞書(アナログ!)をひくと、「安」は家の中に女性がいる形で、家庭が静かに落ち着いている意味から安らかなことを示す漢字だそうです。

安心、安閑、安気、安座、安住、安全、安産、安穏、安眠…。いい熟語ばかりです。

蛇足ながら樹木希林さん主演の映画「あん」も良いものでした。

 来年は申(サル)年。同じ「あん」でも「暗」な年にならず、サル(去る)年以上に「安」な一年となりますように!ウマい!!

 今年一年間ありがとうございました。新年の皆様のご健勝をお祈り申し上げます。

(「紅一点 帰ってすぐに さあ解散(談幸)」 2015年12月 片山芳孝 記)

對馬丸記念館へ行ってきたさー。 2026年 7月

   7月16日~18日 気温36℃の岡山から32℃の沖縄へ行きました。 「沖縄へ避暑に行こう!」という冗談はさておき、やはり日差しの強さは半端じゃない! 帽子にサングラス、首筋に日焼け止めをしっかり塗って那覇の中心部をレンタサイクルでウロウロしました。  実は私(片山)今回が ...