2015年1月21日水曜日

本年もよろしくお願いします。(2015年1月)

 年が明けてあっと言う間に3週間。

 国外ではパリでのテロ事件で多くの犠牲者が出ました。イスラム国による日本人拉致事件では2億ドルもの身代金を要求しています。また原油価格が大幅に下がり、世界経済に影響が出ているようです

 国内ではいつまでたっても目標に達しない経済成長率。にもかかわらず株価は18000円に迫る勢い。農協改革をめぐって全中VS政府のバトルが勃発!  米の世界では安すぎた米価は昨秋から1000円~1500円/俵(関東のコシヒカリ等)値上がりしています。不作だった西日本のコシヒカリ、あきたこまち等は全く売り物がありません。だのにスーパーでは999円/5キロなど安値のオンパレード。流通業界にもある程度の米価格の保持の必要性を理解してもらわねば…。

 また破滅的な価格であった特定米穀も次第に動きが活発になり、価格も安値が消え種類によっては上昇気味。先日行われた加工用米の組合「全米工」の席上取引会では少しでも有利な売り物には何人も手が挙がりました。1-2カ月前とは明らかに様子が変わってきています。ただし業界の皆さん、ここで熱くなって白米価格を上げるような事態にならないように、冷静に冷静に!

 トレンド系(?)の雑誌「DANCHU」と「サライ」の2月号が揃って日本酒の特集。弊社が酒造米でお手伝いしている蔵も数社掲載されています。岡山商工会議所の会報2月号でも地元の蔵が大きく紹介されています。まだまだ有名蔵の記事が主体ですが、各地で旨い日本酒が確実に増えていますね。

 出張などで県外に出かけた時にそういう旨酒に巡り会えるのも楽しみです。先日訪れた千葉の居酒屋さんで頂いた「梅一輪」のぬる燗は絶品でした。お店が薦めてくれた例の山口のお酒(燗酒用)も頂きましたが問題にならない!

 居酒屋のカウンターで日本酒のウンチクを語る人が増えたのも嬉しいこと。それを旨い酒を頂きながら聞くのも楽しみです。

 今年の弊社のスローガン

 「会社の為に何ができるかを考えながら、お客様目線で仕事をすすめよう。」

米、穀物に関するお問合せをお待ちしております。

   今年1年が素晴らしい年になりますようにお祈りいたします。

(あの1.17から20年か! 2016年1月下旬 片山芳孝 記)

2014年12月29日月曜日

「こ~んな 米やにだ~れがしたあ!」(2014年12月その2)

 2014年の米業界のトップニュース。もう、これしかない!「米価の大暴落!!」主食米は4桁価格のオンパレード、特定米穀はなんと10円台から20円台!業界の誰もが夢にも思わなかった価格帯となってしまいました。「だ~れのせいでもありゃしない、みんなアンタが悪いのさ!」。

 24年産米の概算金を某集荷団体が2000円から5000円も大幅にアップ。デフレの世の中で必需品であっても高いものは売れなかった!外食、中食は米の使用量を減らし、食品メーカーも原料米の使用量を減らしたり、グレードを下げたり、はたまた輸入米に転換したり…。

 そして25年産、26年産米では概算金を今度は大幅値下げ。にもかかわらず需要は戻らない。愚策?いじめ?不幸な流通業者は2年続けて在庫の評価損を被り、KO寸前!大きな怪我人が出ていないのが不思議なくらい。  でもさすがにそのようなバカ相場は長続きしないか?11月末から12月にかけて東日本のコシヒカリは10000円の大台を回復。特定米穀も急速に在庫整理が進み、年明けには不足感が出るかも。「もう米なーんか、作らない」という生産者が増えないような安定した市場を望みます。

 日本酒業界では特定名称酒(本醸造、純米、吟醸酒など)の出荷が少しずつ伸びています。それにつれて山田錦・雄町等の酒造好適米の供給不足が言われています。今後うるち米から好適米への転作が進む可能性がある。実際に年末に県内のJAと大型農家からお尋ねがありました。そのあたり、流通業者は生産者、実需者とのコミュニケーションを密にし、需給のバランスを図る責任がありますね。(酒米は涙か溜息か、にならないように)

   岡山の好適米「雄町」の応援団を自認する弊社では、生産者、機械メーカーそして蔵元さんと連携してもっとおいしい「雄町の酒」の供給を研究しています。1-2年後には飲んだ人が思わず笑顔になる「雄町の酒」をお届けできるかも。乞うご期待です。

 弊社では8月に特定米穀専用の精米機(米菓や味噌用)を更新しました。例の縦形の優れものです。糠切れの良い高品質の米をお届けできるようになりました。「精米機と畳は新しいのにかぎる」なんてね。

これからも酒造用米、主食用米、特定米穀などなどお引き合いをお待ちしております。 新年はひつじ年。羊毛のセーターのようにほんわかと温かい1年となりますように! 今年1年ありがとうございました。皆様のご健勝をお祈り申し上げます。

(今回は昭和歌謡と洒落ました。2014年年末 片山芳孝 記)

2014年12月15日月曜日

「飲んでますかぁ!」(2014年12月)

 爆弾低気圧の影響で、日本海側各地、北日本、北海道そして西日本の太平洋側の一部でも雪の被害が出ています。お見舞い申し上げます。

   今年の酒米は特に西日本は夏の日照不足の影響で収穫が遅れ、精米が短期間に集中しそれでなくても混乱していたところに、その雪の影響もあり、年末の配送のトラックやコンテナが取れなかったり遅れたりで混乱に拍車がかかっています。ご迷惑をおかけしたお客様にはお詫び申し上げます。

   街はクリスマスソングやイルミネーションでウキウキしています。私(片山)は先日、何回目かの忘年会で財布を落としてしまいました!現金はともかくカード類の手続きをどうしよう!と赤い顔を青くしてとりあえず派出所に届けたところ、10分もしないうちに「財布が届きましたよ!」と警察から連絡が!ありがとうございます。

 中身も無事で本当に大助かりでした。さすが、おもてなしの国 日本。あらためて感心したところです。翌日拾ってくれた方に御礼と出張先の神戸のお菓子をお送りしました。

   ところでカード類の紛失の届けを、携帯に登録した番号からそれぞれの会社に連絡したところ、4社ともに「この番号には携帯からは繋がりません」との応答。これを機会に見直しをしなければなりません。皆様もくれぐれもご注意を。

   忘年会、新年会続きだと思います。日本酒と「やわらぎ水」で優しい夜をお過ごしください。

(財布が出てきて喜んでまた飲んじゃいました。2014年12月中旬 片山芳孝 記

2014年11月28日金曜日

「今日もねぶそくだああ」(2014年11月その2)

11月22日夜、長野県北部で大きな地震がありました。映像では倒壊した家屋が見られましたが、住民の方達の助け合いの結果なくなった方はゼロだそうです。何よりです。被災された方に心よりお見舞い申し上げます。

 地震の起きた時刻、私(片山)は故高倉 健さんの映画「駅STATION」を観ていました。11月10日に亡くなった健さんの追悼番組が連日放送されています。観はじめたら最後まで観てしまい、このところ寝不足気味。岡山駅近くの「東映」で健さんの「網走番外地シリーズ」を今でいうレイトショウで深夜観ていたのが紅顔の高校生の頃。映画の帰りに近くの「丸福」という店で中華そばを食べたのを覚えています(「東映」も「丸福」も同年輩の岡山県人には懐かしい名前なのでは…)。

 賠償千恵子さん、大原麗子さん、いしだあゆみさん、田中裕子さん、共演した女優さんも素敵な方ばかり。藤純子さんはどうだったかな?健さんのご冥福をお祈りします。

 この数年日本酒の業界では吟醸酒、純米吟醸酒の出荷量が毎年10%前後伸びています。例の山口の蔵元さんの好影響もあるのかも…。そのおかげもあって弊社の酒米高精白部門は11月初めから満杯状態。既に年内の出荷予定はほぼ埋まっており一部のお客様にはご迷惑をおかけしております。先日、灘の大手の蔵元さんも「低価格酒を減らし特定名称酒その中でも純米や吟醸を増やす」とおっしゃっていました。

 1980年代後半から1990年代にかけて確かにあった「吟醸酒ブーム」を、日本酒業界は値上げをしたり、まがい物に近い酒を売り出したり自ら一時的なものにしてしまいました。今度こそ今の流れをしっかりと根付かせることができれば良いなと思います。

 吟醸酒以外にも発泡性の酒や、酸度を高めたフルボディタイプの酒の開発、また地元産、の米にこだわる等、業界あげて日本酒の復権に努めています。先日入手した「マッサン」の生家広島県竹原市の竹鶴酒造の純米酒の原料は「広島産の雄町(65%精米)」で、しっかりとした辛口で、ぬる燗で頂きました。

 本家本元「岡山の雄町」には引き続き全国から引合いを頂いています。有難い事です。弊社も各地の酒造好適米の紹介や、精米の分野で微力ながらお役にたてればと思っております。

 岡山駅前では12月早々、「イオン」が開業。交通渋滞等市民生活への影響も少なからずあるでしょうが、経済効果に期待しています。

 今年もあと1カ月。風邪や不景気に負けないように!!

  (なんで今、衆議院解散? 2014年11月下旬 片山芳孝 記)

2014年11月7日金曜日

「今日は立冬!」(2014年11月)

 齢を重ねるにつれて仕事の段取りの要領が悪くなり、バタバタしているうちに10月はこの欄の更新ができませんでした。何の影響もありませんがね…。

   10月前半に西日本を大型台風(18号と19号)が連続して襲いました。岡山県南では背の高い酒米(雄町や山田錦)が多くの田圃で倒伏してしまいました。品質的にも少なからず影響が出ているようです。
10月下旬に阪神タイガースはクライマックスシリーズを2位から無敗で勝ち上がりましたが、久々に挑んだ日本シリーズではホークスにコテンパにやられてしまいました。

 11月に入り日銀が更なる金融緩和を明言。株は7年ぶりに17000円。円相場も114~115円とこれも7年ぶり。インスタント麺等の身近なものが値上げされています。

 全国的な米余りで26年産うるち米価格は4桁のオンパレード。これに対し、もち米は品薄感から西も東も、古米も新米も16000円以上となっています。それにつれて、もち米の特定米穀(フルイ下米)は100円の声も聞かれているとか(うるちの特定米穀はとうとう20円台!)。

 また酒造好適米は全国的に不作のようで「このままでは酒が造れない。何でもいいから好適米を探してくれ!」という注文が増えてきました。現時点ではなかなかお役に立てなくて…すみません。好適米ではありませんが岡山のアケボノは50%まで精米できます。以前から結構沢山のメーカーさんが麹米やかけ米としてお使いになっています。価格も4桁ですよ。どうですか全国の蔵元の皆さん!

 西日本各地では8月の日照不足、その後の台風等の影響で米の作柄が悪くなっています。東日本は豊作なので全国的に米不足となることはありませんが、西の銘柄は物によっては供給不足となっています。西高東低で西の米屋としてはやりにくい年となっています。

 うるちの特定米穀は記憶にないような超安値となり飼料にも相当量回されています。また食品メーカーさんでは輸入米から国産米への転換も進められているようで、年明けには「いつでも、どこからでも」買えるという状態ではなくなるのではとの推測も出てきました。どうですか食品メーカーさん、今がチャンスかも…!安くても物がしっかり動いてくれれば元気が出るのですが…。

 我国の領海、小笠原付近で隣国の漁船による「赤色サンゴ」の不法な漁が続いています。船の数が200隻にもなるとか!誠にどうも無礼千万な国ですなあ。昔々赤色サンゴのイヤリングをプレゼントしたことを我家の奥様は覚えているのかしらん?

 今夜(11月7日)は満月。岡山の後楽園は夜間開放されます。月見酒と洒落ますか!

(新米新酒より「ひやおろし」が旨い。2014年11月上旬 片山芳孝 記)

2014年9月26日金曜日

「またまた地球が怒っている!」(2014年9月)

異常気象という言葉、繰り返し耳にします。西日本では8月に多雨、日照不足。夏らしい時期は7月中下旬の僅かな期間だけでした。その影響か、9月中旬に訪れた山陰日本海の水温は24度程度で昨年より4~5度も低かった。また沢山の犠牲者を出した広島での豪雨。私の知り合いも数名被災されました。フィリピン、台湾、中国、韓国そして日本、各地で大きな被害を出し続けた「悪魔のような」台風16号。そして9月27日には木曽の御嶽山の噴火。多くの被災者が出ています。こう頻発すると何が異常で何が正常なのかと考えてしまいます。被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。

   我国の米の状況もまさに異常(24年産米の高値による必然的な異常かも)。各地の26年産の概算金は7000円台も出現。減反助成金は減らされ、加工用米や飼料米も宣伝通りには売れず…。
 更にふるい下米はもっと悲惨。震災以降のバカ高値により食品メーカーさんは輸入米、加工米、備蓄米へシフトしました。そして主食米の値下がりで主食向けも全く動かない。
ふるい下米(特定米穀)無選別は30円程度(記憶がない!)まで下がっても動く気配がない。ちょうど1年前のこの欄で「愛されない特定米穀」は産業廃棄物になってしまうと書きました。今まさにそこへ向かってまっしぐらのように感じます。米は安い、ふるい下米は動かない。生産者は来年以降、米を作ってくださるのでしょうか。
 食品メーカーの皆さん、日本の農業を守るためにも、国産米、国産ふるい下の使用をご再考下さい。少なくとも来年1年間は良質な白米を安価でご提供できるはずです。

   岡山では9月23日に「雄町と地酒の祭典(昨年までの雄町米サミットが改称)」が開催されました。今回は雄町米の酒だけでなく、岡山県内の26年度清酒鑑評会の受賞酒をはじめ、県内24の蔵元さんの自慢の酒が勢揃い。そのおかげか700枚の前売り券(2000円)はほぼ完売(主催者発表)の大盛況でした。私も幹事として参加しておりましたが、若い男性、若いカップル、女性通しのお客様が随分目立ちました。純米酒や吟醸酒の需要が上向いていることの表れでしょうか。今回の出品酒はどれをとっても旨口ばかり!「日本酒って旨いんだ!」と感じる若い人が増えてくれれば、業界にとってまた日本農業にとって喜ばしい事なんですが。
 岡山県南はここ2-3週間晴天が続いています。雄町、朝日、あけぼのという岡山特有の晩生米も高品質が期待されます。優良な岡山米、そして隣県広島の酒造好適米のお引き合いをお待ちしております。

(雄町と地酒の祭典…立食でよかった! 2014年9月下旬 片山芳孝 記)

2014年8月28日木曜日

「秋の気配ですねぇ。」(2014年8月)

先日来、西日本~中部地方で局地的な集中豪雨が続いています。8月初めには南九州から四国南部で。旧盆の頃には京都や岐阜で。また今週(8月18日~)には広島で!1日で1か月分ふったところもあるそうです。被害のあった皆様にはお見舞い申し上げます。
 その四国の長雨の影響で遅れていた高知県の新米コシヒカリ第2弾が18日に入荷しました。先ほど味見しましたがみずみずしい旨さでしたよ!
 ところがところが…、四国南部や関東からも一斉に新米の出荷が始まり、関東のコシヒカリやあきたこまちは、なんと!一万円の大台を割り込んでいます。勘弁してよ~!
 今後中生、晩生が本格的に出回るころにはいったいどんな価格になっているのか?
 また原料用のふるい下米もおそろしい、おぞましい価格に!品質によっては産業廃棄物扱いになるのでは?米の卸も原料米業者もまた営業倉庫業者も古米でいっぱいで新米を買うに買えない。売れないから下がる、下がるから買い控える、米のデフレの再燃です。
 食品メーカーの皆様、国産米を使ってください。「愛される特定米穀」を業界揃って供給させて頂きます!!

   中国地方の山間部では低温・長雨の影響で「イモチ病」が出ているそうです。岡山南部では連日高温が続いていますが昨年よりは日中も夜間も少しは気温が低いようです。また昨年のような稲の害虫「ウンカ」の心配はないようです。米の作柄に一喜一憂しても詮無いことですが、落ち着かない日々が続きます。

   キリンビール岡山工場は岡山市東部に位置しています。その地区の特産品のひとつに「太秋柿(たいしゅうがき)」があります。大型で甘みが強くサクサクとした美味しい柿です。
8月に入って青い実をつけはじめ、大分大きくなっています。空の雲も1カ月前と比べるとすっかり秋の様子です。まだ虫の声は聴いていませんが、ツクツクホウシの声もそろそろ聞こえなくなってきました。コスモスも見かけましたよ。
 食欲の秋、美味しい新米を食べて元気にすごしましょう!(あっ!古米があるか…)

 お知らせ;9月23日(祝)岡山で「雄町米サミット」が開催されます。今年は雄町だけでなく岡山県下の蔵元さんの銘酒が沢山出品されるそうです。詳細が決まり次第お知らせいたします。ちなみに8月1日に東京で開かれた「雄町サミット」には139もの酒蔵から多くの雄町の酒が出品され、約300人の来場者がありました。年々賑やかになってくるのは地元の業者として嬉しい限りです。9月には是非岡山へ!

      (ことしは秋刀魚が高いんだって! 2014年8月下旬 片山芳孝 記

徳之島の広報誌 2026年 8月

   暑い、暑いと言いながらも県外への夏のご挨拶やら、サッカーの応援やらバタバタしているうちに8月が終わっちゃった!  時に夏の終わりを感じる今日この頃です。 この間、日本各地で地震やら豪雨やらで大きな被害が広がっています。猛暑の中、被災された方にお見舞い申し上げます。  米の世...