2015年4月18日土曜日

「キャリーバッグ」(2015年4月)

 岡山県南ではソメイヨシノや桃の花に代わって、緑色の花を咲かせる御衣黄桜(ギョイコウ)が盛りを迎え少しずつ花の中心部が紅くなり始めています。また白やピンクのハナミズキも咲き始めました。朝と昼の温度差が15度前後の日もありますが、過ごし易い季節になりましたね。

 我社では昨4月17日に飲み会(歓送迎会と酒米加工が一段落した打上げ)を開き、今回はなんとなんと100%出席。賑やかに飲みかつ食ってくれる社員皆さんの笑顔が私(片山)にとって最高の酒肴。たんまりと美酒を頂きました。

 関東方面出張の際に岡山空港から飛行機を利用します。先日朝一のJAL機で隣に座った相撲取りのような体格のお兄ちゃんが席に着くと即刻大いびき!周囲はびっくり!なんだこの異音は?つい数日前の広島空港の事故を思い出しました(ウソです)。CAさんも「起こしましょうか?」と言ってくれましたが、きっと繰り返すでしょうから、あきらめてヘッドホーンの音量を上げました。迷惑千万。
 迷惑と言えば、キャリーバッグというのですか?街中でも列車内でもホームでもさらに機内でもゴロゴロ引っ張って移動している人がものすごく増えました。あれを自分の体側で動かさず、後方に置かれるととても邪魔になります。またそいつを飛行機の荷棚に詰め込まれると、時間はかかるわ、スペースを取られるわ、全く困ったものです。
 過日新幹線で3人席の私が窓側。通路側のおねえさんが、キャリーバッグを網棚に上げす前の座席と自分の膝の間に置き通路を完全ガード。しかもテーブルの上にはコーヒー、おやつ、スマホ。そして居眠りでも始められると、窓側の人間は出ようにも出られない。どなたかキャリーバックの使用上のマナーを広めてくれないだろうか。などとつまらん文句を言ってごめんなさい。

 南九州や四国の早期米地帯では田植えが終わりました。数日前高知の生産者に電話。開口一番「寒いですよ!」。4月13日に高知県西部で豪雨があったり、7日に関東で積雪があったり、また爆弾低気圧が現れたり、天候異変です。東北や北陸ではこの冬雪が少なかったとも聞きました。米が余っているこの秋の作はどうなるのかしら?
 前回、酒米の生産量が増えすぎているのでは?と書きました。北陸、兵庫の関係者からは「酒米の作付が増えている。27年産米から需給バランスが崩れる可能性があるね」との意見が。また数社の蔵元さんからは「確かにこの2-3年吟醸酒や純米酒が順調に増えているが、今後も毎年伸び続けるとは思えないなあ」との声があります。弊社も浮き足立たないように慎重に生産者との数量交渉を進めているところです。
とは言え岡山産、広島産を中心に酒造好適米、掛け米を豊富に取り揃えております。是非お引き合い下さいませ。

(年取ると文句と独り言が増えるんです。2015年4月中旬 片山芳孝 記)

2015年3月8日日曜日

「桜の蕾もふくらんで!」(2015年3月)

あの東日本の大震災そして福島の大事故から明日で4年。いたるところに物心両面の深い傷跡が残っています。25000人近い死傷者また多くの被災者に改めてお見舞い申し上げます。

 3月7日の朝日新聞別刷りのコラムにこんな記事がありました。
「インド洋のモルディブ共和国から3.11直後に支援物資としてツナの缶詰が大量に送られてきた。実はそのツナ缶の工場は1970年代に日本が作ったものだ。日本はインフラ整備等で永年同国への支援を続けている。
2004年のインド洋大津波では日本が無償で造った防波堤が首都マリを守った。『3.11に対して今度は我々が恩返しをしなければ』 と、このツナ缶のプレゼントになったそう。」

 「情けは人の為ならず」。当時はこんな温かい話が沢山あったのでしょうね。
 お互いさまの感謝の気持ち、我々も日頃から大事にしたいものです。
岡山では最近義捐の募金箱を見かけることも少なくなっています。今更ながら何か応援できることがないか考えてみたいものです。(朝日新聞コラムを無断で参考にしました。)

 酒造好適米の生産量が伸びています。
年産別検査結果(農水省のホームページ参照)
26年産  全好適米 88000トン
       山田錦 29153トン
       雄 町 2175トン
25年産  全好適米 75800トン
       山田錦 23100トン
       雄 町 1586トン

 吟醸酒、大吟醸酒が伸びているとはいえ、全好適米で前年比12200トン増、前々年比19700トン増は急激すぎないだろうか?酒米の余ったのは12月25日のクリスマスケーキよりたちが悪いので心配していますよ。

 前々回に御報告したように、弊社と提携生産者は「超高精白の雄町」の生産連携事業に対して農商工連携の認定を頂きました。詳しくは追ってご報告いたしますが、実は今までなかった「高精白の雄町の白米」で、現在大吟醸酒を仕込んで頂いており出来上がりを心待ちしているところです。
 またキリンビール岡山工場では「雄町」を原料の一部に使う「一番搾り」を5月に発売するとか。(米の入った一番搾りは久しぶり!)

この「高精白雄町」のことは地元のメディアでも取り上げて頂いており3月13日金曜日14時からFM岡山でも紹介して頂きます。
 旨し酒が出来れば「岡山の雄町」の生産量が増える。「雄町」に風が吹いているなぁ!!「雄町の応援団」としては嬉しい限りです。

   またまた話は変わって私(片山)の母校、岡山D高校が中高一貫校となり高校としての50年の歴史に幕を閉じることになり、その閉講式が開催されました。最後の卒業生の言葉を聞いたり校歌を唄ったり、少ししんみりしてしまいました。愚息もその卒業生なのですが彼に至っては幼・小・中・高までいろいろな理由で閉校となっており、母校が無くなる寂しさを味わっているのでは…。OBとしては一度甲子園に連れて行ってほしかったなぁ!と思う今日この頃です。(岡山県知事も卒業生です。)

(そういう父も中学が残っているだけだ! 2015年3月上旬 片山芳孝 記)

2015年2月25日水曜日

「春が来た!」(2015年2月その2)」

2月21日に岡山では「西大寺観音院の会陽(えよう)=裸祭り」が開催されました。備前平野に春を告げる行事と言われているだけに、その後日中の気温が13~14度と穏やかな日が続いています。

 しかし来なくてもいいのに今年も海を越えて黄色い砂が飛んできています。PMなんとかもそう。誠に迷惑千万。迷惑といえば、年末から沢山の蕾が付いて開花を楽しみにしていた我家のロウ梅に、小型のカラスのような鳥がやってきて蕾を落としまた開花後には花まで食べてしまいました。残念無念!
   あと1カ月もすれば桜も咲きます。冬の季語ですが「春待つ」今日この頃です。
 話は変わりますが最近の「へえー!」のご紹介。
① 朝のウオーキングで時々お会いする呉服屋の旦那のお店を訪問した時のこと。店頭で採寸しているのを何気なく聞いていたら「ゆき(裄)○寸○分」寸?分?そういう単位が生きているんですね。そこで見せてもらった竹のものさし。あー昔我が家にもあった!鯨尺(くじらじゃく)というそうな。米の業界でも品質を表現する際に匁(もんめ)という単位が使われます。一匁=3.75グラム。米1升の重さを匁で表現し、重い方が良品。吹けば飛ぶような米は嵩(かさ)がはって軽いのです。「九尺二間を振り出しに」という歌もありましたっけ。

② 我家の奥さんの車が10万キロを超え足回りもガタガタになってしまい、今後10年は乗る約束で新車を奮発(涙)。最近の車にスペアタイヤが無いことは聞いたことがありましたが、なんと「灰皿」もない。その代りカーナビに英語、韓国語、中国語バージョンがついてました。聞き流すだけで英語が話せる!そうなればいいなあ。

 ちょいとお米の話も。
 現在各種酒米の産地では27年産米の数量をとりまとめつつあります。蔵元様にはご希望があればお知らせください。

 破滅的な価格であった特定米穀。その白米も歴史的な超安値で食品メーカーさんに買って頂いています。震災後メーカーさんには価格的にも量的にも大変ご迷惑をお掛けしましたので、ここでは一息も二息も付いて頂いていると勝手に思っております。これから若干の価格の修正は予測されますが、どうぞ国産米をご愛顧のほど!

   日経平均が15年ぶりに18600円を超えました(2月25日現在)。「春待つ」状態の日本の家庭にも春はそこまできているのかな?
 (各地の蔵開きが楽しみ。2015年2月下旬 片山芳孝 記)

2015年2月16日月曜日

「農商工連携事業計画に認定を頂きました。」(2015年2月)

 平成27年2月2日付で、中国四国農政局、中国経済産業局より「農商工連携事業計画(超高精白 雄町の製造)に係る認定」を頂きました。誠に有難く光栄に存じております。

   「岡山産 酒造好適米 雄町」の応援団を自認する弊社として、雄町の生産量を今以上に増やせないかという思いから今回の事業計画をスタートしました。

 その為にもっともっと旨い酒ができる雄町の白米を作り蔵元さんにアピールし、雄町の需要を増やすことがひとつの方法であると考えました(酒飲みの考えそうなことだ!)。

 その白米(超高精白雄町 目指せ20%歩留り!!)を作るために、生産者・精米機械メーカー・精米業者が協業し、とりあえず僅かですが26年産米でその思いに副った試作品を作ることができました。今はある蔵元さんでその白米で大吟醸酒を醸して頂いているところです。

 その生産者と精米業者(片山)の連携事業に対して今回認定を頂きました。

 今後この事業を継続し、岡山県の雄町の生産量が増えれば有難いなと考えています。「超高精白雄町」を充分にご提供できるにはまだまだ時間がかかりますが、生産者と連携しまた精米機械メーカーのご協力を仰ぎながら、より旨い雄町の大吟醸酒を醸して頂けるよう努力して参ります。

 今回認定を頂くにあたり格別にご尽力くださった中小企業基盤整備機構中国本部様、岡山県商工会連合会様をはじめ関係各位に心より御礼申し上げます。

 なんにしても雄町で金賞を取った酒を飲んでみたい。そういう気持ちも(少し)あるのは確かですが…。

 遅くなりましたが認定事業のご案内と御礼を申し上げます。

(早く飲みたいなぁ。2015年2月中旬 片山芳孝 記)

2015年1月21日水曜日

本年もよろしくお願いします。(2015年1月)

 年が明けてあっと言う間に3週間。

 国外ではパリでのテロ事件で多くの犠牲者が出ました。イスラム国による日本人拉致事件では2億ドルもの身代金を要求しています。また原油価格が大幅に下がり、世界経済に影響が出ているようです

 国内ではいつまでたっても目標に達しない経済成長率。にもかかわらず株価は18000円に迫る勢い。農協改革をめぐって全中VS政府のバトルが勃発!  米の世界では安すぎた米価は昨秋から1000円~1500円/俵(関東のコシヒカリ等)値上がりしています。不作だった西日本のコシヒカリ、あきたこまち等は全く売り物がありません。だのにスーパーでは999円/5キロなど安値のオンパレード。流通業界にもある程度の米価格の保持の必要性を理解してもらわねば…。

 また破滅的な価格であった特定米穀も次第に動きが活発になり、価格も安値が消え種類によっては上昇気味。先日行われた加工用米の組合「全米工」の席上取引会では少しでも有利な売り物には何人も手が挙がりました。1-2カ月前とは明らかに様子が変わってきています。ただし業界の皆さん、ここで熱くなって白米価格を上げるような事態にならないように、冷静に冷静に!

 トレンド系(?)の雑誌「DANCHU」と「サライ」の2月号が揃って日本酒の特集。弊社が酒造米でお手伝いしている蔵も数社掲載されています。岡山商工会議所の会報2月号でも地元の蔵が大きく紹介されています。まだまだ有名蔵の記事が主体ですが、各地で旨い日本酒が確実に増えていますね。

 出張などで県外に出かけた時にそういう旨酒に巡り会えるのも楽しみです。先日訪れた千葉の居酒屋さんで頂いた「梅一輪」のぬる燗は絶品でした。お店が薦めてくれた例の山口のお酒(燗酒用)も頂きましたが問題にならない!

 居酒屋のカウンターで日本酒のウンチクを語る人が増えたのも嬉しいこと。それを旨い酒を頂きながら聞くのも楽しみです。

 今年の弊社のスローガン

 「会社の為に何ができるかを考えながら、お客様目線で仕事をすすめよう。」

米、穀物に関するお問合せをお待ちしております。

   今年1年が素晴らしい年になりますようにお祈りいたします。

(あの1.17から20年か! 2016年1月下旬 片山芳孝 記)

2014年12月29日月曜日

「こ~んな 米やにだ~れがしたあ!」(2014年12月その2)

 2014年の米業界のトップニュース。もう、これしかない!「米価の大暴落!!」主食米は4桁価格のオンパレード、特定米穀はなんと10円台から20円台!業界の誰もが夢にも思わなかった価格帯となってしまいました。「だ~れのせいでもありゃしない、みんなアンタが悪いのさ!」。

 24年産米の概算金を某集荷団体が2000円から5000円も大幅にアップ。デフレの世の中で必需品であっても高いものは売れなかった!外食、中食は米の使用量を減らし、食品メーカーも原料米の使用量を減らしたり、グレードを下げたり、はたまた輸入米に転換したり…。

 そして25年産、26年産米では概算金を今度は大幅値下げ。にもかかわらず需要は戻らない。愚策?いじめ?不幸な流通業者は2年続けて在庫の評価損を被り、KO寸前!大きな怪我人が出ていないのが不思議なくらい。  でもさすがにそのようなバカ相場は長続きしないか?11月末から12月にかけて東日本のコシヒカリは10000円の大台を回復。特定米穀も急速に在庫整理が進み、年明けには不足感が出るかも。「もう米なーんか、作らない」という生産者が増えないような安定した市場を望みます。

 日本酒業界では特定名称酒(本醸造、純米、吟醸酒など)の出荷が少しずつ伸びています。それにつれて山田錦・雄町等の酒造好適米の供給不足が言われています。今後うるち米から好適米への転作が進む可能性がある。実際に年末に県内のJAと大型農家からお尋ねがありました。そのあたり、流通業者は生産者、実需者とのコミュニケーションを密にし、需給のバランスを図る責任がありますね。(酒米は涙か溜息か、にならないように)

   岡山の好適米「雄町」の応援団を自認する弊社では、生産者、機械メーカーそして蔵元さんと連携してもっとおいしい「雄町の酒」の供給を研究しています。1-2年後には飲んだ人が思わず笑顔になる「雄町の酒」をお届けできるかも。乞うご期待です。

 弊社では8月に特定米穀専用の精米機(米菓や味噌用)を更新しました。例の縦形の優れものです。糠切れの良い高品質の米をお届けできるようになりました。「精米機と畳は新しいのにかぎる」なんてね。

これからも酒造用米、主食用米、特定米穀などなどお引き合いをお待ちしております。 新年はひつじ年。羊毛のセーターのようにほんわかと温かい1年となりますように! 今年1年ありがとうございました。皆様のご健勝をお祈り申し上げます。

(今回は昭和歌謡と洒落ました。2014年年末 片山芳孝 記)

2014年12月15日月曜日

「飲んでますかぁ!」(2014年12月)

 爆弾低気圧の影響で、日本海側各地、北日本、北海道そして西日本の太平洋側の一部でも雪の被害が出ています。お見舞い申し上げます。

   今年の酒米は特に西日本は夏の日照不足の影響で収穫が遅れ、精米が短期間に集中しそれでなくても混乱していたところに、その雪の影響もあり、年末の配送のトラックやコンテナが取れなかったり遅れたりで混乱に拍車がかかっています。ご迷惑をおかけしたお客様にはお詫び申し上げます。

   街はクリスマスソングやイルミネーションでウキウキしています。私(片山)は先日、何回目かの忘年会で財布を落としてしまいました!現金はともかくカード類の手続きをどうしよう!と赤い顔を青くしてとりあえず派出所に届けたところ、10分もしないうちに「財布が届きましたよ!」と警察から連絡が!ありがとうございます。

 中身も無事で本当に大助かりでした。さすが、おもてなしの国 日本。あらためて感心したところです。翌日拾ってくれた方に御礼と出張先の神戸のお菓子をお送りしました。

   ところでカード類の紛失の届けを、携帯に登録した番号からそれぞれの会社に連絡したところ、4社ともに「この番号には携帯からは繋がりません」との応答。これを機会に見直しをしなければなりません。皆様もくれぐれもご注意を。

   忘年会、新年会続きだと思います。日本酒と「やわらぎ水」で優しい夜をお過ごしください。

(財布が出てきて喜んでまた飲んじゃいました。2014年12月中旬 片山芳孝 記

徳之島の広報誌 2026年 8月

   暑い、暑いと言いながらも県外への夏のご挨拶やら、サッカーの応援やらバタバタしているうちに8月が終わっちゃった!  時に夏の終わりを感じる今日この頃です。 この間、日本各地で地震やら豪雨やらで大きな被害が広がっています。猛暑の中、被災された方にお見舞い申し上げます。  米の世...